「アンカー」内閣改造と党役員人事に込められた安倍総理の意図(付:池上彰氏vs朝日新聞)

2014.09.04 Thursday 02:44
くっくり



青山繁晴
「えー、まあ、一言で言うと、本当は実現できそうにないことを、メディアに書かせて、政治家も動かし、国民もその気にさせるっていう、そのいろんな、ポジティブ、ネガティブ、いい意味、悪い意味、両方含んだ戦略情報なんですよね。で、これに乗って、たとえば読売新聞も一面トップで、小渕幹事長誕生へ、みたいな記事書きましたけど、もうしっかりこれに乗せられちゃってるわけですよ。じゃあ、何を狙った戦略だったのか、これ端的に、安倍総理ご自身の戦略であると言うべきですね、フェアに。はい、まず出して下さい」

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村西利恵
「早期解散になるぞーという、引き締めと、脅し」

青山繁晴
「これ、40歳の、小渕優子さん、閣僚も、少子化担当大臣、1回やった、だけですね。その人に、自由民主党幹事長、普通に務まると思いますか? ね。で、それが、実務は非常に難しいだろうから、たとえば総務会長に、ベテランの二階さん持ってくる云々の話はいちおう分かるとしても、でも、さはさりながら幹事長が自分で決めなきゃいけないことも多いのに、それを無理に幹事長にするっていうことは、実はこの秋にも、早ければ、一番早かったら10月、つまり臨時国会をこの9月末か、10月初めには開こうってことになってますから、その臨時国会の冒頭でバーンと解散するんで、幹事長の実務は何のことはない、もう解散しちゃったから、地方を回って気分を盛り上げるだけだと。それだったら小渕さんは最適だなと」

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「ね。政治家、一瞬でそれみんな思うわけですよ。なぜかというと衆議院議員は全部それでクビになるわけだから。だから、これはもう、見事に、その、自民党内の引き締め。そんなごちゃごちゃ、その、入れない入れないとか、大臣になりたいなりたいとか言ってると、総理がバーンと解散するぞと、ね、いうことで引き締めを図って、この、改造で出てくる、改造のこの、人数枠はちょっとしかないんだから、特に男性議員にとっての、ベテラン議員にとっての。文句出ないように、早期解散やってほしくないなら、ちゃんと黙ってろって引き締めになる」

岡安譲
「なるほど」

青山繁晴
「で、野党に対しては、その、次の国会論戦をにらんで、ああ、そんないろいろおっしゃるんだったら、じゃあここで解散します!というふうにね、やられると、今、野党は、勝てるところないですから。もう、小選挙区をもう、ダーッと自民党がとっていくっていうのみんな分かってるから、まあそういう、戦略情報になってたわけです。もう1個あるんです。出して下さい」

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