朝日新聞が慰安婦報道で長〜い言い訳。国際問題化させてしまった責任をまるで感じていない。

2014.08.05 Tuesday 12:50
くっくり


・性の相手を強いられた女性がいたのは事実。これは女性の人権問題だ。
・当時は研究が進んでなかったから、吉田清治のウソを見抜けなくても仕方なかった。
・その後、吉田清治を取り上げてないのに、朝日批判が繰り返されているのは、安倍晋三が2012年に蒸し返したせい。
・当時は研究が進んでなかったから、植村隆の「挺身隊=慰安婦」誤報も仕方なかった。
・植村隆と韓国人の義母の関係と、「挺身隊=慰安婦」記事とは無関係。
・他紙も吉田清治を記事にしてたのに、朝日だけ責めるのはおかしい。

 「朝鮮や台湾では……軍などが組織的に人さらいのように連行した資料は見つかっていません」と認めたこと、植村隆記者の「挺身隊」捏造報道や吉田清治のウソ証言に向き合ったこと、これらを評価する向きもあるかもしれません。

 が、私に言わせれば、

 遅すぎるっちゅーねん!!

 こんなの20年も前から指摘されていたことです。

 慰安婦問題の本質は、日本の官憲による「強制連行」があったかどうかでした。

 朝日もずーっと「強制連行」があったという前提で報道を繰り返してきました。
 
 が、ある時点から、朝日は「強制連行」という言葉を使わなくなったんです。

 朝日自身は今日の記事で「93年以降、朝日新聞は強制連行という言葉をなるべく使わないようにしてきた」と書いています。

 私の知る限り、少なくとも2006年3月の時点で、「強制連行」も「従軍慰安婦」も使わなくなっていたのは確かです(拙ブログ06/3/13:朝日新聞さん?「強制連行」はどこ行ったの?)。

 ただ、「強制連行」という言葉そのものを使うことは控えていたとしても、文脈を見れば、その後も「強制連行」があったという前提で記事を書いてきたのは間違いありません。

 逆にアリバイ作りのために、「強制連行」という言葉を避けたのではないかという疑問が湧きます。

 そもそもこの問題は、1990年代の後半には、国内的には決着が付いていた(「強制連行」などなかったと確定していた)のです。

 吉見義明など“強制連行あった派”が、論点をすり替えて「広義の強制連行」を言い出した、すなわち、「業者が騙して連れていったりしたケースも広い意味で強制連行だ」と言い出したのもその頃です。

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