「アンカー」拉致“全面再調査”で北の思惑と想定される今後の日朝の動き
2014.06.05 Thursday 01:35
くっくり
村西利恵
「なるほど」
青山繁晴
「で、北朝鮮には実はいくつも工作機関があって、それはお父さんの、金正日総書記、そのおじいさんの金日成国家主席の時代から、複数の工作機関に、いわば手柄、ひどい話ですが、犯罪を手柄として、手柄を競わせていくということでコントロールしてたんで、その、どの工作機関が、どういう方針で誰を奪って、今どこに、監禁、あるいは軟禁してるのかってこと、知らないので、この際、自分が乗り出して全面的に調査させるって意味なんですよ。だから次のポイントに結びつく。はい、出して下さい」
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村西利恵
「次のポイントは、特別調査委員会を立ち上げるというところ」
青山繁晴
「はい。これ普通ですね、調査委員会じゃなくて特別なんて付くとよけい怪しく見えるわけですよ。それは自由な日本においても実はそういうこと残念ながら多い。でも今回はここに、意味があって、つまり、普通の調査委員会だと、北朝鮮にとっては、いわば、えー、神聖不可侵みたいな工作機関の中には入れないんですよ。入れるとしたらそれは、独裁者の意志しかありませんから、金正恩第1書記が、この調査委員会に対して、この工作機関の中にも入れるっていう特別な権限を持たせるって意味なんですよ。ですから、場合によっては北朝鮮は、今までになく、全貌をつかむ可能性が初めて出てきたわけです」
岡安譲
「うーん」
青山繁晴
「もちろんこれを、大きな大きな救いだというわけにはまいらない。というのは、金正恩第1書記はそもそもお父さんの息子っていうだけで独裁者になってるだけですから、お父さんよりも権限が弱くて、工作機関を全部把握してるとはなかなか思えない。そしてさらに、もっと重大なことは、いくら北朝鮮の内部で全貌を仮に把握したとしても、日本に伝えてくるのは、安倍政権、国民に伝えてくるのは都合のいい一部の話だけですから、そういう意味では、わずかな救いに過ぎないけれども、しかし初めて、えー、2002年9月17日の小泉訪朝以来で言うと、12年ぶりに初めて、とっかかりができたってことは言えます。なぜそのとっかかりを今、この時期に北朝鮮が、日本にもたらしたかというと、その背景を考えたいんです。これも実は報道されてませんけれども、1つめはこれです」
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