「九条の会」勉強会に参加された読者様のご報告(付:「九条の会」と共産党)

2014.05.24 Saturday 02:43
くっくり



 そんな私を見て、司会役の女性の眉間に皺が寄りました。
 (何なんだお前は。)
 きっとそう思っていらっしゃったと思います。

 しかし、「ダメ。」とも、「どうぞ。」とも言わず沈黙されているので、勝手にしゃべり始める事にしました。

 「私は、憲法改正論者です。なぜならば、例えば前文に『やうに』であったりといった、古い仮名遣いがあり、憲法自体が時代に取り残されてしまっている感は否めません。憲法は国民に寄り添ってあるべきです。少なくとも中学生くらいから違和感なく読めなくてはならないと思っています。その上で、今の憲法は矛盾をはらんでいるような気がします。今回のテーマが『集団的自衛権』ですので、テーマに沿った話でいきますと、日本国憲法前文には『いづれの国家も自国のことに専念して他国を無視してはならない』と、明記されております。また、9条は明確に戦争を放棄しています。では、前文に『自国のことに専念し』の『こと』 の部分は軍事や戦闘行為を明確には、否定していませんね。」

 そこまで言うと、一同がざわつき始めました。

 「そんなことはない。」とか、「どうしたらそんな考えになるんだ。」等、口々に私の意見を否定されましたが、彼らと議論するための発言ではなかったので、無視して続けました。

 「解釈はどうあれ、前文は文字の上で否定しているわけではありません。そうすると、前文と9条に矛盾が生まれるわけです。前文も日本国憲法の一部ですから、他の条文と『平等』に扱わねばなりません。そこで初めて『解釈』の議論になりますね。安倍首相の解釈と、皆さんの解釈がこれほどにわかれてしまう憲法を、『解釈』で維持し続けるのか、96条の規定に従って『改憲』するのか、私と同じ日本国民である皆様に考えて頂きたいのです。矛盾をはらんだままで行くのか、改憲なのか。」

 どうやらこの私の発言が、彼らの怒りに火を点けた様で、

 「あんたの講演を聴きに来たわけじゃないんだ。みんなで時間を割いて、決まった時間の中で集団的自衛権について勉強しているのに、何でそんな混ぜっ返す様な発言をするんだ。」

 と、高齢の男性(潜水艦のくだりで「NHKでそんなことを・・・。」と発言された男性です。以後、便宜上『NHKの男性』と呼称します。)から猛抗議を受けました。

 彼の主張にも一理あり、私自身、元来熱が入りやすい性格をしていると自認しておりますから、かなり感情を抑えたつもりでも、高圧的にとられたかもしれませんし、事実、5分を超えて一人で話していたので、勉強会へのサボタージュ行為ととられてしまっても仕方の無いことでありました。

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