「アンカー」妄想が生んだ中国の南シナ海“進出”と『美味しんぼ』問題
2014.05.15 Thursday 03:36
くっくり
村西利恵
「国連は、常任理事国は“やりたい放題”」
青山繁晴
「国連というのは国同士で不当なことがあったら、それを諫める機能があるはずが、ところが、戦争に勝った国で大きな国の、5大国、アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、そして中国、本当は中華民国だったんですが、そのあと中華人民共和国、入れ替わってしまって、その常任理事国、5大国は、国連が何を決めようとも拒否権を持ってて、だから、常任理事国が悪さをした時には、何にもできないっていう、大欠陥を持ってるわけですね(一同同意)。で、しかも中国はしたたかですから今回海軍の船が混じってたり、それから頭の上を戦闘機が飛んだりするんだけど、前面に出てくるのは、海警って言って海上保安庁レベルですから。国連はやっぱり軍事行動について反応するんで、反応しにくいってこともあって、見事に、誰も出てこれないんですよ。じゃあこの先、出てこれる可能性があるのはどこかというと、アメリカに見えるでしょうが、違います。オバマ大統領がいる限りはアメリカはほとんど出てきません」
岡安譲
「弱腰ですもんね」
青山繁晴
「はい。ということは、責任を果たさなきゃいけないっていう意味で考えると、もともとアメリカはそもそも、アジアの国じゃない。ね。アジア・太平洋って言えばそうだけれども、アジアの、一番責任ある国は、実はわが日本なんですよ。従って、南シナ海で戦争が起きないように、先ほどの自衛権の問題も含めて、自分のことだけ良ければいいんじゃなくて、アジアの平和を守る役割を、本当は果たさなきゃいけない。それは、国連を改革するって意味でも、アメリカ除けば日本が一番お金も出してる。私たちの税金で、国連を運営してるに等しい面もあるんですから、日本はそういう責任を果たさなきゃいけない。それが、実は、根っこの根っこなんですよ。ところがその日本では、日本国内で足を引っ張る、日本がそういう責任を果たさない国のままでいた方がいいっていう、この、ものすごい足の引っ張りがあって、申し訳ないですが、それが、その1つが、これです」
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村西利恵
「それが、このマンガ『美味しんぼ』問題」
青山繁晴
「はい。これは、例えば1つのマンガ、あるいは1つの、原作者や、マンガ家を非難するためにこれから話すんではなくて、こういうマンガが出てきてしまう根っこには何があるかっていうことを、皆さんと、公平に、具体的にこのあと考えたいと思います。それに向けたキーワードは、これです(フリップ出す)」
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