「アンカー」妄想が生んだ中国の南シナ海“進出”と『美味しんぼ』問題
2014.05.15 Thursday 03:36
くっくり
岡安譲
「油断の理由はよく分かります、確かに」
青山繁晴
「はい、だから、皮肉な妄想と現実のぶつかりになってるんですけれども、でも中国という国は、その、妄想が根っこにあって、したがって、はっきり言って自ずから失敗は、明らかなんですけれども、でもその妄想を、その、何も考えないでやるんじゃなくて、妄想を実行する時、したたかなやり方でやるんですね。というのは、今回、無茶なやり方で出てきたように見えて、実は、やるならば、その妄想を実行したいならば、このタイミングしかなかったんです。なぜかというと、これです」
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村西利恵
「緊迫する南シナ海の真相。今は、誰も出てこられない」
青山繁晴
「はい。誰が出てこられないのか。はい、まず出して下さい。まず1人目。まずアメリカですね」
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村西利恵
「アメリカですが、フィリピンとの連携で手一杯」
青山繁晴
「はい。これ、実は、軍事っていうのは、準備が非常に必要なんです。はい。例えば、フィリピンで、22年ぶりに海軍・空軍を展開するってことは、事情がよく分からない将兵ばっかりですから、演習も共同で課さなきゃいけないし、機種の使い方も習熟しなきゃいけないと。軍用機とか軍の船ってのは厳しい動き方するんで、事故ばっかりになっちゃいますからね。だからアメリカは当面、もうフィリピンと連携すると決めた以上は、当面出てこられないんですよ。そして、じゃあ2人目のプレイヤーは誰か」
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村西利恵
「日本、ですが、日本はまだ、『神学論争』の真っ最中」
青山繁晴
「これ、今の集団的自衛権(の行使容認をめぐる憲法解釈の見直し)の話です。で、これ集団的自衛権に賛成・反対っていう問題以前に、自衛権、ね、国が自分で自分を守る自衛権の中に、個別も集団も含まれていますから、自衛権を認めるかどうかの話なんですよ(一同同意)。それをわざわざ、本当は世界の学者でもあまりやらないようなことを、国会とか与党の中で、神学論争をくり広げてる最中ですから、これまず、プレイヤーが日本って出ただけで、視聴者の方、驚かれる方もいらっしゃると思うんです。日本はそんな、南シナ海に手を出したりしない、違います。手を出すんじゃなくて、アジアの大国として本当は責任があるんですが、とてもじゃないけどそんなことにいかなくて、日本の国内の、しかも自公両党のせめぎ合いっていう、ちっちゃな話の神学論争になってるから、まだまだ日本は、責任を果たすような段階じゃない。はい、3つ目、見て下さい」
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