「アンカー」妄想が生んだ中国の南シナ海“進出”と『美味しんぼ』問題

2014.05.15 Thursday 03:36
くっくり



岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「それも民間の、普通の企業が育つんじゃなくて、ほとんど国有企業が経済的な利益を独占して、しかも軍とも結びついて、共産党も結びついて、腐敗がめちゃくちゃに進行してるから経済もダメになってる。じゃあそれをやるには、文化大革命を思い出させるような、まさか、いまインターネットもある時代に2000万、3000万を虐殺して、統制強めることはできないので」

村西利恵
「同じことはできないけど」

青山繁晴
「文革の一部があるんじゃないかと恐れさせて、それで何とかなるんじゃないか、そのために毛沢東さんの真似をする。でも残念ながら、それでは腐敗が一掃できないから、妄想に、終わりつつあるわけですよね」

岡安譲
「なるほど」

青山繁晴
「で、妄想に終わりつつあると、よけいに、実は内側でそういう、こう、グーッと落ち込んでいく、ことがあるから、ドーンと外へ出て、この、気分を反らさなきゃいけない、不満も反らさなきゃいけない。それによって、もうひとつのでっかい妄想を作らざるを得ないでいる。それは何かというと、これです」

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村西利恵
「世界2大帝国建設を『妄想』している」

青山繁晴
「はい、世界2大帝国ってのは、まあ冷戦が終わって、冷戦が終わったってことは要するに1991年に、ソ連が崩壊したってことですね。だからプーチンさんはそれを盛り返そうという、妄想があるから、ウクライナでも、いま揉めてるわけですけれども、しかし中国から見たら、その、依然としてアメリカが強いわけだから、そのアメリカと中国の2大帝国で」

岡安譲
「帝国(笑)」

青山繁晴
「アメリカとしては帝国と言われる理由は、ないでしょうが、でも軍事的には帝国のようなやり方してきましたからね。中では民主主義でも、世界に対しては軍事一辺倒でアメリカもやってきましたから。だから米中で、世界を2つに分けられる。太平洋だったら、日本込みの西太平洋を、中国が支配して、ハワイから東はアメリカにお任せしてもいいというような、もうまさしく、妄想です」

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岡安譲さんが結構いい感じ!Tweetまとめ14.05.01〜14.05.15 >>
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