世界よ、これが日本の反戦平和だ(付:集団的自衛権行使容認議論)

2014.04.14 Monday 01:10
くっくり


 支那は防空識別圏を設定するなど、尖閣諸島侵略への意図をますます剥き出しにしています。

 北朝鮮ではNo.2の張成沢の処刑があって、その後日本に擦り寄ってきたかと思えば、いきなりノドンミサイルの実験をしたり、新たな核実験もまた匂わせてるし、金正恩体制が次に何をやり出すのか読めない状況です。

 韓国では朴槿恵政権が支那との反日タッグをますます強めており、北東アジアの不安定化に一役買っています。日米韓首脳会談には渋々応じたものの、「安全保障<反日」を、あるべき姿である「安全保障>反日」に戻す気配はまだほとんど見えません。

 このように日本を取り巻く安全保障環境が刻一刻と変化する中、「平和と安全はタダではない」ことに日本国民もようやく気づき始めました。
 そして「いざって時にアメリカが守ってくれる保障は全くない」ことにも。

 なのに、政治はなかなか前に進みません。
 そう、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認の議論です。

 「軍事力ではなく話し合いで解決を」しか言わないお花畑の住人は、もう病気だから仕方ない。
 が、政権与党である公明党の山口那津男代表までもが最近こんなことを言い出したので、私は(゜Д゜)ポカーンとしてしまいました(産経2014.4.4 18:39)。

 「環境改善に向けてもっと外交的な努力をする。そっちの方が先だ」
 「今、武力行使が目の前にあらわれている状況ではなく、国民がどれほどリアリティーをもって議論を受けとめるか。難しくてよく分からないというのが国民の受け止めだ」

 平時のうちに有事の対応を決めておくのが、政権与党の役割でしょう。
 国民が難しくてよく分からないというなら、説明を尽くすべきです。
 「国民が分からない」を口実にしているとしか思えません。

 そもそも今の状態って平時なんですかね?
 有事とまでは言えないにしても、完全な平時ではないでしょう。
 さっき書いたように、支那も北朝鮮もいつ何時動き出すか分からない状態なんですから。

 とはいえ、公明党ばかりを責めてもいられないんですよね。
 自民党も一時、行使容認に待ったをかける動きがありましたから。

 しかもこれ、安倍政権発足後は存在感が薄らいでいるリベラル色の強い額賀派、それに岸田派(宏池会)が、国会閉会後に想定される内閣改造をにらんで、総理への圧力を強めようという意図があったようです。

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