「アンカー」拉致問題は今が決戦の時!日本がすべきことは“真の再調査”と拉致協力者の捜査

2014.04.03 Thursday 02:00
くっくり



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青山繁晴
「で、その上で、皆さんご承知の通り、つい先日に、中国の北京で、えー、日朝政府間協議っていうのが、1年4ヶ月ぶりに開かれました。で、日本の外務省の局長である伊原さん、ま、人柄のいい方なんですけど、そして北朝鮮の外交官としては日本で一番知られてる宋日昊(ソンイルホ)さん、両方ともこういう笑顔なんですよ。で、外務省の、ブリーフィング、あるいは外務省で、えー、まあ匿名でやってる記者懇談、その話でもですね、上手く行った上手く行ったって話ばっかりなんですよ。ところが、申し訳ない、まさしく性根を入れて話さなきゃいけないことばっかりなんですが、実態は違います。内部からの声もあります。はい、出して下さい」

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村西利恵
「この日朝政府間協議について政府高官は、『北朝鮮の思惑通りに、交渉が動き出した』」

青山繁晴
「はい。えー、すなわち、第2次安倍政権の中でも、この日朝政府間協議の滑り出しっていうのは本当は、金正恩第1書記を含めた北朝鮮側の、手のひらに乗っかるような交渉になってしまってるじゃないかという批判が、すでに出てます。で、まぁあくまで公平に申したいです。その、協議を始めないと何も進みませんから、始めたこと自体はもちろん大きな意味があるんですけれども、具体的に交渉の中で、じゃあ日本側が、何を要求したのかっていうところから、見なきゃいけないと思います。はい、出して下さい」

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村西利恵
「日本側は、拉致被害者の『再調査』を要求した」

青山繁晴
「はい。これいわば当たり前の要求に、見えるんですね。まともな日本政府の対応にも見えるわけです。新聞・テレビでそのようにも報道されています。それなぜかというと、皆さん、このコーナーを見てる方は、ちゃんと覚えてらっしゃる方多いと思うんですけども、11年半前、2002年の9月17日に、小泉総理が、時の官房副長官だった、安倍晋三さんも一緒に連れて、日本の総理として初めて北朝鮮に入りました。で、その時についに、北朝鮮側は、金正日総書記が、そうです、北朝鮮っていう国家が、日本国民を拉致・誘拐しましたってことを認めました。ところが、その認めた時に、その、日本政府が、これまあ、あの、実際の数はこんな数じゃないんですね。最悪の場合は100人を超えてる、日本国民が誘拐されてるんですけども、まあ証拠固められたのがこの17人だけなわけですよね。で、そのうちの5人だけ、これは、帰ってこない方々の写真だけですけど、ここに出てないその5人の方だけは、北朝鮮が勝手に選んで帰して、えー、つまり例えば曽我ひとみさんのように、北朝鮮の工作の実態を、よく知らないままでいらっしゃった方、つまり日本に帰って証言なさっても、北朝鮮にあんまり害がないような方を北が勝手に選んで、帰して、残りの、この写真に出てるような、例えば、神戸の有本恵子ちゃんであったり、皆さんご存知の横田めぐみさんであったり、あるいは松本京子さんであったり、そういう方々、もうほんとは全部の名前、言いたいんですけれども、そういう、方々は、もう、例えば恵子ちゃんや、めぐみちゃんは、もう亡くなったことにされ、例えばこれ、曽我ミヨシさんですけど、曽我ひとみさんのお母様でいらっしゃる、北朝鮮にそもそも入ってないっていうようなことも言ってですね、全体としては、まあ嘘八百を並び立てたわけです。で、これが絶対受け入れられないので、福田康夫政権の時に、やっと、北朝鮮に再調査させるって約束させました。ところがその肝心の福田康夫さんがそのあと総理を辞めてしまって、再調査が、宙に浮いたわけですよ。で、それを第2次安倍政権でもう1回再調査をしろって言ってるんですから、今の話をまともに考えると、ああ、日本政府はそれでいいじゃないかってことに、聞こえてしまうんですよ。性根を入れなきゃいけないのは例えばこういうことであって、これが北の思惑通りなんですよね。なぜかというと、こうだからです」

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