台湾学生は「反中」ではなく「民主主義」を訴えている…Tweetまとめ14.03.16〜14.03.31

2014.04.01 Tuesday 02:49
くっくり



 私はこの10日間あまり、台湾人あるいは台湾在住日本人のツイートを多数見てきましたが、この問題を「反中」や「独立」に強引に結び付けて政治的なアピールをしている日本人に対する批判が、しばしば目にとまりました。

 「デモは反中の台湾人で埋め尽くされた」と、ある保守の著名な方がネットで書いておられましたが(私も尊敬申し上げている方ですが)、残念ながら事実とはほど遠いと言わざるを得ません。

 こういった点を含め、立法院占拠生中継(ニコニコ生放送)にて、現場の学生(日本語がとても上手な女性でした)に思い切ってコメント(質問)をしてみました。

 憂国派日本人のnt8500さんがまとめて下さったFAQに、「外国批判(とくに中国)は慎みましょう。学生らは『政府の密室審議』を糾弾してて、中国批判をしていません。過剰な中国批判は関係を刺激します。学生も時折その観点で注意をしてきます」という注意事項がありましたので、そこに留意しながら。

 すると、こんな答えが返ってきました。

 「(この運動は)『反中』とは無関係とは必ずしも言えないですね。色々な立場があって、みんなたぶん色々な面から自分の将来を想像してますので、今回のことについては中国に反対している人もいると思います」

 「一方で、中国の一部になってもかまわないという捉え方の人も一部います。経済的にそれがいいところがあると思ってる人がいるみたい。私も毎日FBとかLINEで友達と話し合いますが、やはり(私たちの運動に)反対の意見もあります」

 「(日本で「学生は中国にのみ込まれることを心配している」という報道が少なくないことについて)台湾のメディアも今回のことではそのメディアにより伝え方が違います。今回に限らず他の事件でもそうです。メディアの報道よりもこの放送(立法院占拠現場の声)が真実に一番近いと思います」

 事件により各メディアの報道の仕方が違うというのは、日本も同じですね。

 この問題は現在、膠着状態に入っているようです。
 若い学生らが中期戦、あるいは長期戦をどこまで戦えるのか、心配ではあります。

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