[総理初メッセージ]【続・紀元節】外国人から見た日本と日本人(38)

2014.02.11 Tuesday 00:51
くっくり


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[この李登輝さんの写真が撮られた経緯はこちらを

2009年9月5日、日比谷公会堂で行われた講演より

 これまで日本は、外交において、相手の主張を唯々諾々(いいだくだく)と受け止め、できるだけ波風を立てないよう留意してきたと見受けられます。

 しかし、残念ながら、いくら謙虚さを示しても、外国人には理解されず、そのような態度姿勢は、外国から、かえって軽んじられ、軽蔑されるということを、皆さん方はしっかりと認識しておかなければならないでしょう。

 今こそ日本は、自主独立の気力を持って、また、主体性を持って、いずれの国とも、積極的な堂々たる外交を展開すべきだと思います。

■ウルフガング・アンベールドロー=スイス人。1953年(昭和28年)生まれ。1982年(昭和57年)、チューリッヒ大学で日本の法律について学んでいた時に、京都大学に留学、日本のビジネス法を学ぶ。その後、スイス・ユニオン銀行日本法人などで働き、現在は投資顧問会社CEO。京都留学時に知り合った女性と結婚、現在、その妻と息子とともにチューリッヒ郊外に暮らす。日本滞在期間通算10年。
加藤恭子編「私は日本のここが好き!―外国人54人が語る」より

 日本の文化については、さまざまな分野にずっと関心を持っています。建築やデザイン、絵画などにおける芸術的表現。特に、浮世絵にはたいへん興味を持っています。

 私は、浮世絵を、単に日本の芸術とみているのではなく、職人技の世界でもあると考えています。初期のオリジナルプリントでコンディションのよいもの、そして、「元絵」と呼ばれているものから広重や北斎の作品まで幅広く収集しています。風景、歴史上や架空の出来事、歌舞伎役者、江戸時代のいろいろな楽しい情景を詳細に描いたものです。日本人がいかに音楽好きで外出好きかがよくわかり、おもしろいです。

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[Serene Bach 2.04R]