[総理初メッセージ]【続・紀元節】外国人から見た日本と日本人(38)

2014.02.11 Tuesday 00:51
くっくり


■ジャック・パイエ=フランス人。1957年(昭和32年)フランス海外県レユニオン島生まれ。22歳で来日。合気道「養神館」に内弟子として入門。京都で合気道「無限塾」を開く。合気道7段。
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「新潮45」2014年1月号【世界はだいたい日本の味方】より

 日本の経済はひと頃のような元気がなく、「失われた20年」などと言われていますが、日本の印象はアメリカでもヨーロッパでも決してネガティブにはなっていません。

 アジアで見れば、確かに中国のほうがエネルギッシュで元気があります。しかし、日本の街は綺麗だし、日本人はルールや時間はきちんと守る。それからテクノロジーもすごい。中国には勢いがあるように見えているけど、日本の持っているものが中国にないことは、欧米でもきちんと分かっています。

 アジアの中でも日本は特別に思われているように感じます。日本に行きたいと思っている人は多い。ちょうど今、私のところにロシア人が6名、合気道を習いに訪日しています。ロシアと日本の間には北方領土の問題があるわけですが、彼らが「日本に行く」というと、周りの人間はみんな羨ましがったといいます。

 武道をたしなんでいる人に限った話ではなくて、彼らの友人や家族に聞いても「一度は絶対に日本を見たい」と言います。やはりヨーロッパやアメリカとは違う何かがあると思っているみたいです。

〈中略〉簡単には自分たちの考え方、生活や文化を日本人は変えない。アメリカの要求に従って、言いなりになっているかのように見えながら、日本独自のものはきちんと残っています。

 アジアの中でも伝統的な文化をきちんと残している点で、日本は珍しいと思います。お隣の中国では反対に全てが経済効率優先になってしまって、中国独自のものは失っているのではないでしょうか。

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