2014.02.11 Tuesday 00:51
くっくり
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[画像は、2013年の紀元節奉祝式典における講演より]
「正論」2001年4月号「私の写真館」より
なぜ私は日本に惹かれたのだろう。何か゛天の配剤″でもあったのか……、十九世紀後半、日本と同じようにロシアとの関係に苦慮していたイタリアが、日露戦争に勝利した日本に拍手を送ったことはあまり知られていない。
それ以来多くのイタリア人が、漠然とではあっても親日感情を抱いてきた。
私がローマに生まれた翌一九四〇年、イタリアは日本と同盟関係を結んだ。戦前・戦中、イタリア国内では日本に関する情報がかなり一般に出回って、わが生家にも日本関係の書物が何冊かあった。それを手にすることで、私は日本という異国に関心を持つようになったのである。
何かドラマティックな“日本との邂逅”があったのではないかと尋ねられることもあるが、記憶をたどってみれば、その始まりはごく平凡だったと言える。
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