2014.02.11 Tuesday 00:51
くっくり
欧米の人々は、江戸時代を、「日本の素晴らしき孤立期」と考えています。浮世絵は、この時代を実にわかりやすく魅力的に表現しています。
〈中略〉日本に在住中、日本人が自分たちと他の国々との違いをいつも論じていることに驚かされました。本屋さんに行くと実によくわかります。日本や日本人について日本人が書いた本が本当にたくさん並んでいます。スイスで、「スイス人とは」などと自らのことについてあれこれ論じている本はあまり見当たりません。
今日のグローバル社会において、日本は、他の世界と共有するものをたくさん持っているという事実にもっと気づくべきだと思います。日本と欧米の違いに注目するのではなく、類似性にもっと目を向けた方がいい。
国際社会の一員でありたい、国連の常任理事国になりたいと主張する反面、他との違いにあまりにもこだわりすぎるような気がするのです。日本は、もっと世界に向けてオープンになり、あらゆる面で自分たちを理解してもらえるように努め、今こそ真の友情を築くべきなのです。
バブルの時は、外国から多くの関心が日本に集まりました。ジャパン・マネーがあったからです。けれども、本当の友情とは、お金があってもなくても関係のないところで育つものだと私は思います。日本は、多くのよき友人に恵まれるに違いない、魅力的で素晴らしい国だと確信しています。
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