「アンカー」驕るな安倍政権!名護市長選と東京都知事選に見る根本危機
2014.01.23 Thursday 04:11
くっくり
青山繁晴
「はい。まず日曜日の名護市長選挙をちょっと振り返ってみたいんですけれども。えー、投票率は、前回とほぼ同じ、7割を超える投票率でした。で、えー、メディア、ほとんどのメディアが伝えたのは、この現職、反対派の現職の稲嶺市長が、対立候補、推進派の元県議ですね、に、圧勝したと、大差つけたと、いうふうに報道したんですけど、これ見ていただくとですね、ま、1万9000台と1万5000台、差が4155票なんですが、これ実は圧勝じゃないです。と言いますのは、その、選挙の前後に、ま、これあの、いつも、政党が独自の世論調査ってやって、特に自民党は、やっぱり政府のカネ使えた時代が長いですから、その世論調査のノウハウを蓄積してて、ま、客観的に言って、一番正確に先を予測する世論調査、をやるんですね。で、その世論調査だと、実は、稲嶺さんは末松さんに、ダブルスコアで勝ってたんですよ」
村西利恵
「ダブルスコア…(一同ざわ)」
青山繁晴
「はい。だから稲嶺さんがだいたい、2万弱だとすると、末松さんは1万ぐらいのはずが、ま、5000票上積みしたんですね。だからこれ本当は、だいぶ、迫ってきたことは迫ってきたんですね。で、だからと言って、今、あの、視聴者の方は一瞬、青山の野郎は、この落ちた方を庇うのかと思われたかもしれませんが、そうじゃなくてですね、実はメディアが勘違いしてるのはこの票差に、意味があるんじゃなくて、票差はむしろ詰まりましたから、この安倍政権にとって深刻な、ほんとの問題ってのは、この票の中身なんですよ」
村西利恵
「中身」
青山繁晴
「はい。つまり4000票負けた票の中身、えー、それは実は、出口調査などで最近はよく分かるようになってきました。それも、メディアも含めてノウハウを貯め込んできたからですね。で、この4155のうち、だいたい1500票前後ぐらいが、公明党の票なんですよ。つまり与党の公明党が、安倍さんにとって大変困る稲嶺さんの方に、入れましたっていうことで、与党が割れちゃってるわけですね。つまり、公明党はこの辺野古の移設に反対だということを、現地で示したってことになるわけですね。で、じゃあ残りの2500〜600票、実はこっちの方が僕はもっと深刻だと思うんですが、これは、自由民主党自身の、内部分析、これは表に出してませんけれど、石破幹事長が、選挙中に、現地に乗り込んで、もしも、この、推進派の候補を当選させて市長にしてくれたら、500億円あげますよと、いうこと言いましたね(一同同意)。これ振興基金ってきれい、きれいでもないけどきれいな言葉で言ったけど要は、その市長だったら500億円を税金から、私たちの税金からボンと出すよと。で、これは、もうあの、火に油を注いで、これ、あの、反対派の分析じゃなくて、この末松さん陣営の中、つまり、自民党の地元、あるいは自民党の東京の中央の分析でも、みんなそれ一致してるわけですね。で、ここに、その、安倍政権の大きな問題が表れてるんですが、この件はこのあと、あとでもう一度掘り下げます。で、その前にですね、その、メディアの勘違いの件を、もう一個やっておきたいんですが、これ、もう市長選挙は終わったんでこれからどうなるかってことについて、この視聴者の方も、単に沖縄の問題と捉えずに、いろいろ心配もされてると思います。で、メディアの論調は、概ね、こうですよね。出して下さい」
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