2006.09.16 Saturday 01:47
くっくり
▼「日中国交正常化をしたときに、中国は戦争指導者と一般の日本国民を分けて国民に説明した」という発言もナイーブ過ぎる。三十数年前も「日本軍国主義」などと反日教育をしていた中国が、手のひらを返して国交を正常化するとなれば、当時の首相の周恩来がそういう理屈をこねるのは当然で、わが国が受け入れた事実はない。
▼近隣諸国との関係を重視し、平和を愛する谷垣氏の信念はわかる。だったらなぜ首相が靖国神社を参拝したときに閣僚を辞めなかったのか。この論法でいけば、対中・韓関係を悪化させた張本人は小泉首相で、そんな内閣にいていいのか、となる。
▼中央競馬で前人未到の2943勝をあげた名騎手・岡部幸雄氏は勝負勘を得る手がかりは努力と経験であり、「勝利を獲得するポイントはその瞬間に選択しなければならない」(「勝負勘」角川書店)と喝破する。谷垣氏はどうやら勝負どころを逸したようだ。
▼厳しい国際情勢が続く中、指導者の勝負勘のなさは命取りになりかねない。希代の勝負師ともいえる小泉首相が去った後、次期首相は待ったなしであらゆる懸案に次々と決断を下さねばならない。国民は経験を積むのを待ってはくれない。
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