「アンカー」(2)張成沢処刑で金正恩新体制と中国の関係は?拉致問題進展は?
2013.12.19 Thursday 03:56
くっくり
image[131219-13oyogou.jpg]
村西利恵
「張成沢氏は、中国と日本・アメリカの間を、うまく泳ごうとしていた」
青山繁晴
「うん。これは私腹を肥やしてたって意味もあり」
村西利恵
「お金をもらっていた」
青山繁晴
「ええ。お金だけではなくて色んな利権を漁っていたって意味もあり、同時に、まあ張成沢さんなりに、北朝鮮という独裁国家が、経済すでに破綻してるので、中国からの裏援助だけでは、もうやっていけない。特に日本は非常に厳しい経済制裁を科していて、そしてアメリカも、そういう立場に近いと。で、中国の経済が今後下り坂になることも含めて、その日米、特に日本、から援助を受けないと、やっていけないという認識が、実は張成沢さんの中にあって、それで最近特に、その、情報提供の度合いが深まっていたということがあったんです。で、今回の処刑がそれに関わってるとはまだ、日米とも見てませんけれども、いずれにしても、その、金正恩さんからしたら、自分の知らない動きをしてるだけでも、要注意だと、いうことになったんじゃないかと、思うんですね」
岡安譲
「なるほど」
青山繁晴
「で、この話を普通に考えるとですね、それを、そういう張成沢さん、中国と関係深いだけじゃなくて、日米のようないわば西側の諸国と、つながってる人物を、殺したんだから、自分のおじさんなのに独裁者が殺したんだから、当然その、強硬路線になるんだと、そして軍が主導なんだと、それに秘密警察も乗っかってるんだというのが、さっき言いました通り日本のマスメディアの主たる論調になってるんですが、いやそれは残念ながら重大な事実を見逃してる。例えばこれです」
image[131219-14tokku.jpg]
村西利恵
「今月8日、張成沢氏が『失脚』したその翌日に、北朝鮮は、中国と、経済開発特区の造成契約を締結しています」
[7] << [9] >>
-
trackbacks (0)
<< 「アンカー」(1)安倍総理生出演…消費税・TPP・防空識別圏・拉致・硫黄島遺骨・秘密保護法・憲法改正
続・韓国軍によるベトナム民間人虐殺問題「SAPIO」13年1月号 >>
[0] [top]