「アンカー」防空識別圏で中国の狙いは尖閣共同管理&徳洲会事件の本丸とは?

2013.12.05 Thursday 01:42
くっくり



村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「従って、実はアメリカもそのルートで、その中国の実態を見抜いて、つまり、運用できないだろうと。だから運用できるようなふりするんじゃないってことを言ってるわけで、そしてその上で、中国が実は手の内を少し出してしまってるんですね。はい、それは何か。見て下さい」

image[131204-12kankyu.jpg]

村西利恵
「先月29日の環球時報です。『日本の戦闘機が中国の防空識別圏に入れば(略)、中国と日本の軍用機が近距離で対峙・衝突する可能性があり(略)、尖閣周辺の危機管理メカニズムの交渉がスタートする』」

青山繁晴
「はい。これ、皆さんね、びっくりする人、多いでしょう? バイデンさんが英語で言った、その危機管理のメカニズムって言葉、実は全く同じ言葉、他に訳しようがない。ね。全く同じ言葉が、環球時報、これ、ま、地球っていう意味ですよね。だからグローバル・タイムズみたいな。でもこれは、中国共産党の、外交分野の機関紙です。ね。いわば公式見解で、要は、中国が防空識別圏作って、日本の戦闘機が入って来て、そこで向かい合ったり衝突する可能性があって、だから、その尖閣の上に、こういう日中の危機管理メカニズムを、作ろうという交渉に、日本も、引きずり込まざるを得ないよねと。その交渉のスタート、あるいは交渉の進展ってのは何が目的かというと、これです」

image[131204-13kyodo.jpg]

村西利恵
「その意味は、尖閣の共同管理」

岡安譲
「これが狙いですか」

青山繁晴
「私たちの尖閣諸島、領土問題すら存在しないのに、その上で、少なくとも上空から始まって、危険を回避するっていう美辞麗句、きれい事を掲げて、共同管理するメカニズムを作りましょうって言ってるわけで、これが目的だと自分が言ってるわけですよ。ね。だから、バイデン大統領(副大統領)のあの発言、安倍さんが目の表情を変えるのは当然のことであって、えー、これは実は、中国がやりたいことの一部にアメリカが寄り添ってる、ってことは指摘せざるを得ないんですね。その背景に何があるのか。これです」

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