「アンカー」防空識別圏で中国の狙いは尖閣共同管理&徳洲会事件の本丸とは?
2013.12.05 Thursday 01:42
くっくり
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青山繁晴
「はい。えー、昨日、アメリカ副大統領のバイデンさんが日本にやって来たんですが、これあの、本当はもともとの狙いは、たとえばTPPで、アメリカに有利な交渉をしたいとか、いうこともあったわけですけれども、その時期に、合わせるかのように、中国が、私たちの尖閣諸島の上も含めた勝手な防空識別圏を設定してしまったんで(一同同意)、えー、これは、どうしても、中心の話はその、防空識別圏をめぐって日米が、どうしましょうかって話になったわけですよね。で、これ、日本のメディアは、まあ今朝の朝刊、そしてテレビニュース、ラジオニュースも全部合わせてですね、概ねは、日米同盟を再確認した、えー、中国の防空識別圏を黙認しないってことで一致したな、一致しましたね、良かったねと、良かったなあっていう感じで報道してるんですよね。ところが、実は大きな、懸念、心配事と言わざるを得ないのが、2つあるんです。まず1つめです。はい、出して下さい」
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村西利恵
「昨日のバイデン副大統領と安倍総理の会談後の会見で、バイデン副大統領は、中国側に、事故や誤算が起きかねないことへの懸念を、具体的に提起すると話しました」
青山繁晴
「これ、あくまで懸念なんですよね。懸念を中国側に示すっていうことは、つまりどういうことかというとこれです」
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村西利恵
「防空識別圏の撤回は要求しない」
青山繁晴
「はい。これ事前に日本の安倍総理は、撤回を要求しようということで、考えはっきり固めてました。で、実際に、公表ぶりはともかくとして、この実際の会談の中で、安倍総理は、一切を撤回させねばならないっていう、日本政府の意志を、明示しました。ところが、バイデンさんとそこは一致できずに、結局、懸念を日米が示すということで、共同記者会見にも、なったわけですね。ところが、先ほど言いました、中国がそれで喜ぶ話じゃないというのはですね、だからと言って、そのアメリカがずるずる後退したわけじゃなくて、これ懸念を具体的に提起するっていうのは、何を言ってるかというと、防空識別圏、中国みたいな国がいったんセットをしてしまって、それ撤回しろと言っても、現実には無理だから、運用させないと。つまり、運用っていうのはですね、この、識別圏を作ったら、作っただけじゃなくて、口で言うだけじゃなくて、実際に自衛隊機や米軍機がそこを飛んでたら、中国の戦闘機がスクランブルかける。ね。あるいは、もっとひどいことに中国は、その、ひょっとしたら、民間機にも何かするかもしれない。これ自体、本当は、中国は何も分かってない証拠であって、防空識別圏ってのは領空じゃなくて」
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