元慰安婦16人の証言を西岡力氏が分析!証言のいい加減さと日本政府の調査のずさんさが改めて浮き彫りに

2013.11.09 Saturday 03:18
くっくり


 刀を持った巡査に連行されて下関から台湾に行ったとされているが、安秉直調査では「日本人1人とその手先らしい朝鮮人1人」、訴状では「日本人と朝鮮人通訳の2人連れ」とだけされて、巡査とはされていない。
 台湾の「娼家」に連れて行かれたとされているが、安秉直調査では台湾の「彰化慰安所」、訴状では彰化にある料亭とされているから、「娼家」は「彰化」の聞き取りミスだろう。
 慰安所から逃亡し、日本人巡査の家で家政婦として働いたとされていることは、権力による連行ではなかった証拠と言える。権力による強制なら巡査は彼女を慰安所に送り返すはずだ。そもそも台湾には軍慰安所はなかったはずだが、その点も全く追及されていない。

5白○?
 名前が一文字不明のままになっていることから、調査のずさんさが分かる。
 安秉直調査で不採用、原告にも入っていない。
 日本で洋服姿の男に台湾に連れて行かれたとされている。本人も「普通の売春宿であったかどうかわからない」と証言しているが、台湾には軍慰安所はなかったから一般の娼家とみるのが順当。その後、マニラの軍慰安所に連れて行かれたとされている。売春業者によって連れて行かれたとも考えられるが、その点の追及もなされていない。

6呂
 姓のみで名が記されていない。政府調査のずさんの表れ。
 安秉直調査で不採用、原告にも入っていない。
 ただし、高木健一、福島瑞穂弁護士らが92年初めに実施した原告候補に対する聞き取り調査に出てくる「呂福実」であることが、内容から分かる。
 彼女は巡査と軍人に強制連行されたと主張しているが、高木氏らは「事実関係でさらに調査が必要である」(『ハッキリ通信』3号15頁)として原告にしなかった。したがって、証言の信憑性は低い。

7カン○○
 安秉直調査で不採用、原告にも入っていない。
 「日本の軍人が、自分の腕を掴み、連行した」と主張しているが、連行の年度が不明であり裏付け調査もなされていない。

8金学順
 91年8月初めて名乗り出た慰安婦として有名。安秉直調査に採用され、もちろん原告でもある。彼女は91年当初に話していたことを92年安秉直調査の頃から変えた。
 名乗り出た直後は、「生活が苦しくなった母親によって14歳の時に平壌にあるキーセンの検番に売られていった。3年間の検番生活を終え、初めての就職だと思って、検番の義父に連れて行かれたところが、華北の日本軍300名あまりがいる部隊の前だった」(ハンギョレ新聞91年8月15日)と証言していた。訴状でも同趣旨の記述がされている。

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