元慰安婦16人の証言を西岡力氏が分析!証言のいい加減さと日本政府の調査のずさんさが改めて浮き彫りに
2013.11.09 Saturday 03:18
くっくり
●その上、16人のうち6人が、3吉○○=熊本、4李貴粉=台湾、5白○?=台湾、10尹○○=大阪と下関、11金○○=大阪、13陳○=台湾、というふうに、日本国内と台湾の慰安所で働かされたと証言している。そもそも軍慰安所は戦地で軍が業者に造らせたものであり、合法的な公娼街があった日本国内や台湾には存在しなかった。その点に関する追及を日本政府側は全くしていない。
【16人の証言を個別に分析】
1金○○
安秉直調査で採用されており、原告の1人でもあるが、慰安婦にさせられた経緯について、安秉直調査および訴状の内容と大きく異なっている。
巡査と朝鮮人男性が工場に働きに出すと言って連行したとされているが、安秉直調査では〈国民服(あるいは軍服)を着た30代の日本人1人と背広を着た40代の朝鮮人1人が…「日本に行って1年間だけ工場で働けば、たんまり金を稼ぐことができるから、行こう」と言いました。そのまま私は両腕をつかまれて2人に連れて行かれました〉とされている。
訴状では「自宅から憲兵が工場に連れて行くと連行」とされている。巡査が連行に加担したのであれば権力による強制連行になるが、「国民服を着た日本人」が騙して連れて行ったのであればその証拠にはならない。
安秉直調査によれば、彼女は12歳の時両親が離婚して叔父の家に引き取られていたという。貧困による人身売買の可能性もありうる。なお、全羅南道には聞き取りにある「唐津郡」は存在しない。ここでも調査のずさんさが分かる。
2黄錦周
安秉直調査で採用されているが原告には入っていない。やはり慰安婦にさせられた経緯が異なっている。
面(村)の班長から義姉にきた供出「令状」により、身代わりとして工場労働と思って応募したことになっているが、安秉直調査では強制力のある「令状」のことは触れられていない。
また、彼女は養女となるとき、養父母に200円の借金をしたとされているので、貧困のため下女として親に売られ、その後、転売された可能性もありうる。
3吉○○
安秉直調査で不採用、原告にも入っていない。
熊本の慰安所で働かされたと証言している。熊本に本当に軍慰安所があったのか追及はなされていない。
4李貴粉
安秉直調査で採用され、原告にもなっている。
安秉直調査では「李玉粉」という名前になっている。彼女の話も、政府調査と安秉直氏らの調査、訴状との間で大きな違いがある。
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