婚外子平等でもフランスのように正妻の取り分を増やすなど配慮を
2013.11.05 Tuesday 00:57
くっくり
http://www.jimin.jp/voice/
谷垣法務大臣・自民党議員への意見送付先は「アリエスの雑記帳」さんにまとめられています。
http://ariesgirl.exblog.jp/21321545/
意見を送付するにあたっては、他に、門田隆将さんの解説も大変参考になります。
これも同じく「WiLL」2013年11月号の記事です。
(ページ1魚拓・ページ2魚拓)
門田さんの主張は、半分規定(婚外子の相続分は、嫡出子の相続分の「2分の1」と定めている)という日本の民法、これは日本人の長年の英知の結集であるのに、否定するのはおかしいというものです。
そして、今回の決定は日本で「法律婚」ではなく、「事実婚」が促進されるきっかけになる歴史的なものだ、いや、これをきっかけに日本は不倫にかぎらず、「事実婚」の天下となるだろう…と断じています。
なお、「正論」2013年11月号では、八木秀次・高崎経済大学教授が次のように指摘していますので、こちらもぜひ参考に。
「今回の『決定』が従来の判断を改めるに当たっての国内外の事情の変化の一つとするフランスも、非嫡出子の相続分を平等にした2001年の民法改正で、同時に年老いた配偶者が家を失う事態を避けるために配偶者の取り分を増やしている。わが国でも、財産が家屋だけの場合、今後の法改正により非嫡出子の取り分が増える分、残された配偶者が遺産分割で住まいを失うという事態は十分生じ得る」
「『子』の相続分は平等とするが、その分、配偶者の相続分を現行の2分の1から3分の2に増やしたり、財産が家屋だけの場合には自宅への居住権を完全に保障したりといった措置を取ることが必要だ。そうして母の遺産相続を介して婚姻共同体の構成員である嫡出子の相続分を増やす。浅薄な最高裁『決定』を数倍上回る家族保護法制を構築して欲しい」
そう、今日の記事タイトル【婚外子平等でもフランスのように正妻の取り分を増やすなど配慮を】には、非嫡出子の比率が5割を超えるフランスでも、配偶者にはそれ相応の配慮をしているのだよ、日本もそれをやりなさいよ、という私の思いが込められているのです。
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