産経新聞的ちょっといい話(読者投稿欄より)

2013.10.21 Monday 01:13
くっくり



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【「英雄」の願いをかなえたい】
 2011.12.28
 公務員 田村誠一(52)広島県東広島市

 7日付「談話室」で「北方領土に国旗を掲げたい」との投稿を拝見した。

 投稿者は占守島でソ連軍と戦ったという。占守島といえば、千島列島最北端で対岸はカムチャツカ半島。同島の守備隊は第5方面軍第91師団である。

 今の政府の閣僚はご存じないかもしれないが、投稿された方は同守備隊の生き残りで、北海道を守るために戦った英雄である。そして、不法に侵攻してきたソ連軍を海岸に釘付けにし、島の缶詰工場で働く若い女性ら約400人を含む民間人2500人を守り、北海道に生還させている。

 ソ連は不法にも千島列島を奪い取り、この英雄たちをシベリアに抑留し、多くを死に追いやった。

 私たちは、太平洋の北方から南方に至るまで、国のために尽くしてくれた英雄たちがいたことを決して忘れてはならない。

 そして「北方領土に国旗を掲げる」という英雄の願いをかなえたい。

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※12月7日付の投稿が手元に残っていないのが残念です(T_T)

【父の戦友だった厳しい先生】
 2012.3.22
 無職 野間孝造(65)兵庫県たつの市

 小学5年、6年のときの担任は、くだけたところがなく、近寄りがたい威厳のある男の先生だった。卒業式の前日、その先生から「帰りに文房具店に立ち寄るように」と言われた。

 指定された文房具店に行くと、「先生からです」と手提げ袋を渡された。中には中学校で使うノートや鉛筆などがつまっていた。「なぜ?」「成績がよかった褒美だろうか?」などと考えたが、理由がさっぱりわからない。

 しかしその夜、父から意外な話を聞き、疑問が氷解した。「先生は戦友。ともに外地を転戦した仲で、お父さんの部下だった。同郷のよしみで、先生の面倒をよくみた」。父と先生は2人の間柄を、私には秘密にしていたのだ。

 先生は戦地で受けた恩を、2年間、息子の私に返した。厳しかった指導に感謝している。


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