河野談話の根拠崩れる!元慰安婦のずさんな聞き取り調査報告書を産経が入手

2013.10.16 Wednesday 15:54
くっくり



 事実関係よりも目先の政治的決着を優先させ、国民に調査実態も知らせないまま謝罪ありきの談話を発表した結果、日本政府が正式に強制連行を認めたと世界で受け止められた。

 ソウルの駐韓日本大使館前や、米国各地で慰安婦像が建てられ、現地で暮らす日本人子弟がいじめや嫌がらせを受けているのも、河野談話が問題に火をつけた結果といえる。

 日本は「性奴隷(セックス・スレイブ)の国」と決め付けられ、事実と異なると反論しても「談話という形でコメントが出ているではないか」(マイク・ホンダ米下院議員)と相手にされないありさまだ。

 国連人権委員会には、河野談話を根拠の一つとして1996(平成8)年にクマラスワミ報告書が、98年にはマクドガル報告書が提出された。それぞれ、慰安婦を軍事的性奴隷だとか、奴隷狩り同様の強制連行と指摘した内容だ。

 2007年の米下院による慰安婦問題に関する対日非難決議も、河野談話の存在が遠因といえよう。

 談話の残した禍根、損ねた国益は計り知れない。

■(紙面三面)元慰安婦報告書 矛盾点を無視、確認せず(産経新聞 10月16日(水)7時55分配信)
 河野談話の主役である河野洋平元官房長官と、談話作成時に河野氏を補佐した谷野作太郎元内閣外政審議室長は今回、産経新聞の取材に応じなかった。ただ、過去の発言から河野氏の考え方と発想はうかがえる。

 河野氏は平成9年、自民党の勉強会で、韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査についてこう述べている。「私はその証言を全部拝見した。『その証言には間違いがある』と指摘した人もいたが、少なくとも被害者でなければ到底説明できないような証言がある」

 つまり談話作成時の政府内協議でも証言内容に疑問を示す意見があり、それにもかかわらず河野氏が当事者にしか分からない迫真性があると判断したということだ。

 実際には聞き取り調査報告書を通読しても、軍や官憲による強制連行の証拠とただちに認められる証言はない。「軍人に連れていかれた」と語った女性は複数いるが、当時、兵隊のような服を着ていた人は大勢おり、本当に軍人だったかは疑わしい。

 逆に疑問点は枚挙にいとまがない。例えば証言者の一人の黄氏は、日本政府の調査には「義姉に『令状』が来たので身代わりに行った」と語ったが、安秉直 (アン・ビョンジク)ソウル大教授(当時)らの調査には「工場に仕事に行けばカネがもうかるとだまされた」と述べている。黄氏の場合、日本の調査では生年月日を1927年12月1日、安氏には22年8月15日と述べているが、調査報告書はこうした矛盾点は無視しており、聞き取り時に確認した形跡もない。


[7] << [9] >>
comments (10)
trackbacks (1)


<< 伊勢神宮参拝者1千万人超!Tweetまとめ13.10.01〜13.10.15
「アンカー」JR労組と過激派の闇&徳洲会事件と政治家の闇…問われる安倍政権の姿勢 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]