靖國神社は明るくて暖かい場所&ケリー氏ら千鳥ヶ淵献花の真意は?

2013.10.05 Saturday 02:15
くっくり


 朝日は、論評なしで事実のみ短く伝えています。
 (但しWEB版。紙面は確認していません)

 産経と日経はそれぞれ、「日本との同盟強化に取り組む米国の姿勢を示す狙いがありそうだ」「日本との同盟関係の強さを示す狙いがありそうだ」という解釈。

 時事は、「同墓苑は宗教色がなく、A級戦犯が合祀されて閣僚の参拝が中韓両国との対立の種になっている靖国神社と異なる」とした上で、「米閣僚の訪問には、戦没者の追悼をめぐり、冷静な態度を維持するよう日本を含む各国に促すメッセージが込められている可能性もある」とし、日本と各国(中韓)に対するけん制ではないかという解釈。

 AFPは、「同行した米国防総省高官」が、「千鳥ヶ淵戦没者墓苑はアーリントン国立墓地に『最も近い存在』だと説明」した、とした上で、2閣僚は「『日本の防衛相がアーリントン国立墓地で献花するのと同じように』戦没者に哀悼の意を示したと述べた」と伝えています。
 そして、「安倍晋三首相が5月に訪米した際、靖国神社を米国のアーリントン国立墓地になぞらえたことに対するけん制とみられる」とし、各紙の中で唯一、安倍総理を名指しして批判的な解釈。

 私も米側の真意は何だろうかと、あれこれ考えました。

 オバマ政権にとってもちろん日米同盟強化は大切でしょうが、同時に、経済面を考えれば支那とも良好な関係を築きたいと思っているでしょう。
 というより、「アジアの揉め事」に巻き込まれるのは絶対に避けたいと考えてるんですよね。

 それにケリーさんは親中派で有名で、しかも日本についてすごく無知な人。

 例としてこれは産経の7月の報道ですが、ブッシュ政権の知日派の元高官によれば、ケリーさんとアジア問題で協議した際、ケリーさんから「どうして日本はアジアで孤立しているのか」と問われ、元高官が「それは中韓だけのことで、安倍政権は他のアジア諸国から歓迎されている」と答えると、ケリーさんはびっくりしていたのだそう(産経2013.7.3 11:54)。

 そんなケリーさん(とヘーゲルさん)が日本側から頼まれもしないのに千鳥ヶ淵に行ったということは、やはり秋の例大祭を前に、安倍総理に中韓への配慮を促す意味で「靖國には参拝するな」と暗にプレッシャーかけたんじゃないかと……、つまり、残念ながらAFPの解釈が正解に近いんじゃないかと私は現時点では思っています。

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