韓国のトンデモ反日小説「SAPIO」01.9.26号

2013.09.28 Saturday 02:48
くっくり


 「韓国はユネスコに教科書問題を訴えるが、成果が出ない。そんななか、歌舞伎座で観劇中の雅子さまが拉致されてしまうのです」

 犯人は「日本政府が秘密外交文書“電報435号”*2を公開すれば皇太子妃を解放する」と新聞広告で要求。電報は1895年に起きた李氏朝鮮の閔妃暗殺に関するものだ。だが、外務省は頑なに公開を拒むのだった。

 その後、犯人は韓国人留学生(閔妃とともに殺された人物の曾孫)と判明。「指示を出したのは、在日韓国人牧師。閔妃殺害のとき敵前逃亡した近衛兵隊長の曾孫でした。彼は曾祖父の悪行を償い、事件の真相を暴こうとしたのです」皇太子妃は奈良県の牧師宅に監禁されていた。そこを警察が襲い、留学生は射殺、牧師は重傷。雅子さまは救出されるが、犯人から犯行動機を聞き、“正しい歴史観”に目覚めてしまったから、さあ大変。

「雅子さまはすぐに外務省から電報を入手。すると、“日本の浪人が閔妃の死体を屍姦し、死体を焼いて証拠隠滅した”という内容でした。彼女はユネスコの教科書審査で、電報を暴露。おかげで日本人の残虐性と歴史隠蔽が明らかになり、日本の教科書は“歪曲”と判定されるのです」

*1 水野俊平氏
 今日紹介したSAPIOの記事を執筆した野平俊水氏と同一人物。「野平俊水」はペンネーム。
*2 “電報435号”
 全く架空の電報。小説に出てくる電報の内容ももちろんフィクション。水野俊平氏(=野平俊水氏)が作者の金辰明氏に直接問いただしたところ、金辰明氏もフィクションであると認めています。詳細はこちら参照。

 ちょっと脇道に逸れますが、実はこの『皇太子妃拉致事件』に登場する閔妃(明成皇后(諡号))は、現在の韓国においては、史実に全く反する形で極端に美化されてしまっています。

 実際の閔妃は、開明派や国王の父親(大院君)の一派と対立し、権力闘争に明け暮れ、李氏朝鮮の改革を潰したという、韓国人から見てもおよそ尊敬に値しない人物です。

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 閔妃は一族の繁栄のため、両班(身分階級の最上位に位置していた貴族階級)の特権回復に勤しみ、対立する人々を追放あるいは処刑し、次々と一族の人間を要職に就けました。

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