韓国のトンデモ反日小説「SAPIO」01.9.26号
2013.09.28 Saturday 02:48
くっくり
しかし大量に出版され一見多彩に見える「反日小説」もその内容を分析してみると、実は多くの共通点があり、一定の法則に沿って書かれていることがわかる。その法則は次の4点に要約できる。
(1)日本の自衛隊が韓国に侵略したり、攻撃を加えようとする。
もっともなぜ日本が韓国を侵略する必要があるのか、という問題についてはあまり深く考えられていない。作品によっては「大東亜共栄圏を建設するため」とか「日本列島が沈没するから」とか奇想天外な「必要性」がある場合もあるが、説得力はない。
(2)日本には国粋主義的な謀略団体があって政財界を牛耳っている。
「反日小説」に登場する謀略団体は自衛隊のクーデターや朝鮮半島・満州の侵略・植民地化、大東亜共栄圏の復活、W杯の単独開催などをたくらんでいる。
(3)主人公に惚れる日本の女性が登場する。
「反日小説」に登場する日本の女性は韓国人の主人公に惚れて祖国・日本を裏切ったり、危機に陥った主人公を助けたり、主人公に体を捧げたり、主人公と結婚したり、主人公の子どもを産んだりする。日本人女性に興味を持つ韓国人(男性読者)を代理満足させることができ、かつ「国境を越えた愛」というドラマを安直に演出できるなど一挙両得だからである。
(4)結局韓国が勝利をおさめる。
作品の結末で日本は原爆を投下されたり、植民地にされたり、地震で沈没したり惨憺たる結末で終わる場合が多く、日本人にとっては国辱的である。しかし「反日小説」は基本的に韓国を日本に勝たせて読者に爽快感を感じさせるないようなのだから当然と言えば当然である。
これらの「法則」に加え、「反日小説」の作者のほとんどが日本についてろくな知識がなく、十分な下調べもしていないということも大きな特徴である。その結果、知識不足をいい加減な想像で補うことになり、日本の現実とかけはなれた妙な作品世界が形成されている。
ではこのような法則に沿って書かれた「反日小説」とはいかなる内容なのか?ここでは最近出版された作品の中から『日本の沈没』(崔チェンジェ著・図書出版ソニョン・1997年)と『神風(kamikaze)』(朴光緒著・ヨルリンクルト・1998年)という作品を取り上げ、その内容を概観してみようと思う。まず『日本の沈没』のあらすじは次の通りである。
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