「アンカー」拉致交渉の邪魔をするオバマ大統領のシリアへの弱腰姿勢
2013.09.05 Thursday 03:25
くっくり
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青山繁晴
「はい。で、皆さんご記憶と思うんですが、間もなくその日が来ますけれども、今から11年前に、小泉さんが日本の総理大臣として初めて、北朝鮮に乗り込みました。今の安倍総理はその時官房副長官で同行してました。そして9月17日の午前中は全くダメだったのに、午後になって、日本側の厳しい姿勢を見て、金正日総書記はついに、えー、そうです、日本国民を誘拐・拉致しましたってことを認めました。で、それを受けて、5人が帰国ということがありましたけれども、そのあと北朝鮮がミサイルの発射や核実験に踏み切ったことなどもあって、実はそれからもう11年間、えー、実際は、動いてないと、いうのが続いてきたんですよね。で、今は、その、なぜ動き始めてるのかっていうのはですね、あちこち当たってみると、ま、最大の要因はですね、こないだの参議院選挙なんです。7月の参議院選挙で、安倍政権が、ま、普通に行けば、但し僕は信用してませんけどね、えー、3年、国政選挙がなくて、政権続くと、いうのが見えるようになりましたね。まあ、政界は一寸先は闇なんで、こんなこと言われてると、そのとおり行かないのが普通ですけど、ただですね、ここは北朝鮮の考え方も理解はできるんですよ。つまり、その、北朝鮮にとっても拉致事件はやっぱり重大問題になってますから、当然。その、相手の総理大臣がころころ、日本の総理大臣がころころ替わって、考え方も変わるんだったらどうしていいか分からないと、腰据えた交渉できないってことを、今回も伝えてきたようですが、それは、理解はできるわけですよ。逆に見ると、今回はどうも3年以上は続きそうだから、交渉を本気でやってるってことなんですね。で、その上でですね、その、第2次安倍政権は、実は、交渉の窓口について、大きな変化が出てるんです。はい、ちょっと見て下さい」
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村西利恵
「この拉致問題の交渉の窓口は、小泉総理が訪朝した当時は、外務省が行っていた」
青山繁晴
「はい。これ、あの、テレビご覧になってる方々も、ま、公私ともにいろんな交渉なさると思います。交渉って堅い言葉でなくても人間、あの、このスタジオの中でもね、この生放送の途中でいろんないわば交渉を行いつつ生放送をなんとか仕上げていくわけですよね。で、その時に、窓口が誰になるのかっていうのは、これ決定的に大事ですね。で、小泉訪朝当時は、5人の生還っていうね、5人の帰国っていう、あの、成果上げたけれども、窓口は、外務省だけだったんですよ。で、特に皆さん、この、ちょっとこれは若い時の顔ですけど、田中均さん。で、僕は外務省担当記者の時、この人現役で、僕らはキンちゃんキンちゃんって呼んでました。ね。いわば著名な外交官で、えー、当時アジア大洋州局長、で、もともとは日米関係の専門家だったのに、まあ能力は高いっていうことでここに、この交渉に入ってきてですね、そして、その、ミスターXっていう人と、北朝鮮のミスターXっていう人と、深い関係、っていうか信頼関係を持って、それをテコにして小泉訪朝も実現し、5人の帰国も実現したと、いうことになってるわけですよね。で、えー、ちょっとこの話続けると、今、安倍さんが、田中均さんに厳しい批判してますね。それは当時、官房副長官として、総理じゃないけども、いわば交渉の中にいて、安倍さんが実感したことは、そのミスターXなる人物が、田中さんが言うほど、権力があったわけじゃない。そんなのに、その、ミスターXがまるで北朝鮮で、もう自由に差配できるような、ふりをして、そして裏取引をして、その結果せっかく帰った5人を、田中均さんらが、その、いったん帰国に過ぎなくて、北朝鮮に返せっていうことを言ったと」
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