富士山世界遺産登録決定!三保松原「逆転登録」へのロビー活動まとめ
2013.06.25 Tuesday 01:39
くっくり
それから、昔は、山に登る人も、西から来た人は、三保松原を通って行ったということで、ほかにもたくさん富士山を見るところはあるけれども、これは特別の意味がある、ほかとは違う特別の意味のある場所なので、富士山と三保松原というのは一体なんだと。
ずっと日本人は、古来、そういうふうに考えてきたということを一生懸命アピールしました」
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日本側の努力は少しずつ実を結び始めていました。
ドイツ代表団は、審議入り前の時点ですでに、メディアの質問に対し、「三保松原がとても重要な場所であることは明白です。委員会が登録を認めてくれるでしょう」と述べてくれていました。
が、ここでひとつ問題が発生します。
インドが三保松原を含めることに反対しているとの情報が入ってきたのです。
世界遺産登録というのは、原則、全会一致で決まるもので、もし1カ国でも反対があると登録が難しくなります。
そして迎えた審議当日の22日。
午前中、近藤氏は最後に世界遺産委員会議長のカンボジアのソク・アン氏(副首相兼首相府相)に会い、富士山のパンフレットを見せながらアピールしました。
もちろん議長へのロビー活動は違反ではありません。
議長国カンボジアは日本を強力に味方してくれることとなりました。
が、なぜカンボジアが?
現地入りしていた世界遺産総合研究所所長の古田陽久氏は、その理由をこう説明しています。
「日本とカンボジアは良好な関係が続いてきており、特に今年は国交60周年という記念の年でもあります。また、日本はアンコールの遺跡群の保護に、上智大学・早稲田大学含め、協力してきました」
こういった事情から、カンボジアは日本に最大限の配慮をしてくれたようです。
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議長の采配というのはとても重要で、審議の方向性を決めてしまうことが多々あるそうです。
というのも、委員会の審議は、
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