富士山世界遺産登録決定!三保松原「逆転登録」へのロビー活動まとめ
2013.06.25 Tuesday 01:39
くっくり
2007年、イコモスから登録延期を勧告された「石見銀山遺跡」の逆転登録を実現した立役者でもあります。
近藤氏は、ユネスコ大使時代に各国の大使と付き合いがあり、世界遺産委員会の各国代表とも旧知の間柄でした。
その人脈をフル活用し、三保松原の認知度を上げるアピールをしたのです。
そして審議が開かれる4日前の6月18日、近藤氏らは現地のカンボジア・プノンペン入り。
手分けして、20の委員国と接触しました。
実は文化庁長官が自ら現地入りすること自体、異例なことなのだそうです。
通常は、日本で結果報告の電話を待っているような立場なのだとか。
審議入り3日前の6月19日から、近藤氏らは本格的なロビー活動を開始しました。
まずは議長国カンボジアに接触。
後にも触れますが、世界遺産委員会における議長の議事運営というのはすごく大事なのです。
image[130624-11robydoitu.jpg]
それから、ドイツ代表団。
会議の休憩時間中、近藤氏がドイツ代表団の男性に富士山のパンフレットを見せながら話す様子が、テレビのニュース映像でもよく紹介されましたね。
控え室で椅子に腰掛け、リラックスした状態で、通訳を介さずに説得していました。
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こんなふうに日本の代表団は20の委員国全てに、三保松原の重要性を説明しました。
具体的に何を説明したか?
近藤氏によれば、以下のような内容だったそうです(FNN06/24 12:22)。
「日本人にとって、富士山というのは、信仰の対象であると同時に、芸術のインスピレーションを得ると。それが長い昔から、古い昔から、そういうものであったと。したがって、日本人にとって、富士山といえば、三保松原から見た富士山。
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