富士山世界遺産登録決定!三保松原「逆転登録」へのロビー活動まとめ

2013.06.25 Tuesday 01:39
くっくり


 今年4月に出されたユネスコの諮問機関イコモスの勧告では、三保松原は富士山から距離が遠いとして、三保松原を除外して登録するよう求めていました。

 それだけに、三保松原を含めた逆転登録は、日本で大きな驚きを持って受け止められました。

 登録を決める世界遺産委員会で、一体何が起こったのか。

 皆さんすでにご存知のように、そこには日本側の効果的なロビー活動がありました。
 日本はロビー活動が苦手と言われてきただけに、日本国民の驚きはさらに増しました。

 今回のロビー活動について、木曽功ユネスコ日本政府代表部特命全権大使は「距離の問題でなく、富士山と三保松原は歴史的、文化的に一体的であるという文化庁の説明がうまくいった」と説明しています。

 また、近藤誠一文化庁長官は、「各国の推薦候補が、政治的な力で登録される傾向もある中、正攻法で自分たちの考え方を訴えたことが各国の温かい支持につながった」と振り返っています。

 三保松原の「逆転登録」には、近藤誠一文化庁長官や木曽功ユネスコ大使をはじめとする、日本代表団の並々ならぬ努力があったのです。

 とりわけ近藤氏の尽力が大きかったようです。

 近藤氏はもともと外務省の人で、文化庁長官に就任したのは2010年です。
 今年7月には退官が決まっているそうで、最後の最後に大仕事をしてくれました。

 この画像は、審議入り前日の21日の近藤氏のロビー活動の様子です。
 (関係ないけど俳優の近藤正臣氏にちょっと似ておられますよね(^_^;)

image[130624-02kondou.jpg]

 三保松原を含めた富士山登録までのロビー活動の流れを、様々な報道から簡単にまとめてみます。

 特に6/24放送「ひるおび!」を大いに参考にさせてもらいました。
 (現地の会議にオブザーバーとして参加した世界遺産総合研究所所長の古田陽久さんがゲスト解説者でした)


 まず、先ほど触れたように、4月にイコモスが富士山世界遺産登録で、三保松原の除外を勧告しました。

 この直後から、近藤誠一長官らは、関係者に電話やメールを駆使して巻き返しを図っていました。
 
 実は近藤氏は2006年からユネスコ日本政府代表部特命全権大使を務め、パリに在住していました。

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