三輪宗弘先生の「大韓民国の物語」書評で改めて見えた韓国の民族主義と李栄薫教授の苦悩
2013.06.15 Saturday 02:48
くっくり
【韓国側の反論の中身は杜撰である。こちらが論破した文献はすぐに引っ込めて平然と根拠のない文献に差し替え、指摘した問題点は忌避するなど、呆れるものばかりだ。詳しくは別論に譲るが、韓国側が自ら「わが国の領有権の根拠はこんなにもお粗末」と白状しているようなものである。
だがこれは無理もないことで、韓国には文献批判の文化が根付いておらず、恣意的な曲解、引用はもちろん、文献の改竄までやってしまうからだ。これでは同じ土俵で歴史論争ができるはずもない。
それは、韓国が日本のように地方分権的な封建制を経験していないことによる。そのため、一見、近代化して先進国の仲間入りをしたように見えても、実態は平安時代末期か鎌倉時代初期の社会相に近い。
彼らに論理的に説明することに徒労感を憶えることもある。それは、平安末期の人間に民主主義を説くようなものだからだ。たとえば、竹島の歴史論争で歴史的・客観的事実を突き付けても、「それは一個人の見解」といって無視する。これではまともに論争もできない。
これは言いすぎではない。国際的な枠組みを守ることよりも、自国で練り上げた独自の理論を強く主張して憚らない現状を見れば明らかだ。
(「WiLL」2013年6月号)】
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また、これは以前にも拙ブログで引用させていただきましたが、東洋史家の宮脇淳子さんが評論家の藤井厳喜さんから聞いた話として、こんな話を紹介しています(「あんつぁんの風の吹くまま」さんを参照)。
【アメリカの学者たちがアジア、とくに日中韓の歴史教科書をテーマに研究したところ、日本では歴史は「ヒストリー」、シナでは「プロパガンダ」、韓国では「ファンタジー」であるとの結論に至ったそうです。
(「歴史通」2012年1月号)】
韓国にとって歴史は「ファンタジー」である上に、文献批判の文化も根付いていない。
それは、資料に基づき公正な立場で物を言う李栄薫教授のような歴史家が評価される土壌が、今の韓国には全くないことを意味します。
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