三輪宗弘先生の「大韓民国の物語」書評で改めて見えた韓国の民族主義と李栄薫教授の苦悩

2013.06.15 Saturday 02:48
くっくり


 「大韓民国の物語」の内容紹介だけでなく、李栄薫教授が韓国の異質な言論空間の中でどれほど苦労を重ねてきたかを、平易な文章で、素人(私も素人ですが)にも大変分かりやすく述べられています。

 また、こういう言い方は適切ではないかもしれませんが、「読み物」としても胸に迫ってくるものがあります。

 そこで私は、まず三輪宗弘先生がどういう方なのかを知るため、講演が収められた動画【太平洋戦争開戦経緯の研究を振り返って ―思索し、資料を探し求めて―】(1時間33分)を全編見てみました。

image[130614-02miwa.jpg]

 講演の中身を一言でまとめると、三輪先生が日米両方の文書館の資料を調査した結果、戦後、日本の通説とされてきた歴史のエピソードの中には、根拠に基づかないものや、資料のないもの(逆に資料はあるが日本で紹介されていないもの)がたくさんあるというお話でした。

 三輪宗弘先生は歴史が専門ではありません。
 九州大学の図書館記録資料館長をされており、専攻は「ライブラリーサイエンス」だそうです。

 動画を見た限り、思想的な偏りも特に見受けられません。
 あくまで公正中立の立場から、資料を読み込まれ、歴史の真相に迫ろうとされています。

 キャラ的にもとても面白い先生なので(^_^;、お時間のある方はぜひ動画もご覧になって下さい。

 話を戻すと…

 「李栄薫教授の勇気と知性『大韓民国の物語』を読んで」は、そんな三輪先生が書かれた書評…というよりは「李栄薫」評かもしれません。
 今日はこの論文から一部引用させていただきながら、私なりに紹介させていただきます。

 (本来であれば、私自身が「大韓民国の物語」を読んで書評を書くべきなんでしょうが、あいにく、お金がない&時間がない&三輪先生以上の書評を書く自信もないので…(^^ゞ)

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 まず、三輪先生はこの論文(書評)を書いた動機を、こう説明されています。


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