支那の情報部員が少女漫画に登場!「エロイカより愛をこめて」

2013.06.10 Monday 19:54
くっくり



 「信用できんぞ。中国に戻って後は知らん顔じゃないだろうな」

 案の定、李剣光は少佐にこう言うのでした。

 「お別れに面白い事を聞かせてやろう。私の伯父は中国共産党の幹部でね。有力な企業の社主でもあるんだ。北京の裁判ではその事が十分に考慮されるはずだ」

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 (皆さんお察しのとおり、李剣光のモデルは故・松田優作さん(^▽^))

 少佐は無表情のまま「ほー、そうかね(これは少佐の口癖)。おれにも面白い事があるぞ」と言い、李剣光に一発お見舞いするのでした。

 以下、少佐のモノローグ。

 「ドイツを荒らしたパンダが、竹藪の中へ帰って行く。竹藪の中は迷宮だ――」

 物語はここで終わりません。
 李剣光の身柄引き渡しから1ヶ月後、ドイツの雑誌にある記事が載ります。

 それは、パキスタンを訪問した支那の使節団の記事でした。
 記事に添えられた写真には、“ぬけぬけと外交官をしている”李剣光の姿もしっかり写っていました。

 再び、少佐のモノローグ。

 「裁判は開かれなかったんだろう。党の幹部の甥という特権で。彼らはドイツの法と秩序を蹂躙した男の罪を不問に付したんだ。苦労して捕まえた重罪人が、迷宮の中でエリート外交官に変身とは大笑いだぜ。――なにが中国四千年だ」


 ……これを読んで、私は、2010年の尖閣諸島沖支那船衝突事件を思い出しました。

 菅政権は支那人船長を逮捕・送検はしたものの、裁判にかけることなく支那へ送還してしまいました。
 そして船長は支那で“国民的英雄”に変身しました(後に“英雄”から一転、軟禁状態になったという報道もありましたが)。

 「エロイカより愛をこめて」のこのエピソードが描かれたのは今から17年ほど前です。

 今でこそ多くの日本人が支那の無法で横暴な実態を知っていますが、当時は支那に幻想を持っていた人もまだまだたくさんいたと思います。

 しかも当時、青年誌なら分からなくもないけど、堂々たる少女誌にこのような作品が載っていたことは、私にとってはちょっとした驚きでした。

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