「たかじん委員会」憲法改正 櫻井よしこさん発言集(付:橋下氏の「慰安婦発言」)
2013.05.20 Monday 00:26
くっくり
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「いま(スタジオで)私たちは、その、マスコミというかね、情報をどういうふうに国民に伝えて、それを曲げたりして、ある一種の世論を作っていたかという話に集中してますけども、でも、これは政治の問題なんですよね。で、昭和27年に独立を回復して、主権国家と、もう一回なった時に、なぜ私たちはこの憲法改正論議をできなかったのか。で、あの時に憲法、これはもう、無効ですと破棄していれば、何のことはなかったんだけれども、それを、問題の提起ができなかった。私はそれはね、政治家の問題であると思いますね。で、岸信介さんが、本当に一生懸命憲法改正を目指していたんですよね。これは日米安保条約の改定の、延長線上に彼は憲法改正をしようとしたんですけれども、あの国会を十重二十重(とえはたえ)に取り囲まれて、辞任に追い込まれましたね。そのあと、続く政治家たちは、みんな経済の方に行ってしまったんですよ。彼と同じように、自分の政治生命を懸けてね、もしくは物理的な命もかけてですよ、憲法改正やろうという人が、続かなかった。どうしてこういう政治、になってしまったのか。どうしてこういう政治を我々が、作ったのかっていうところをちょっと皆さんに論じてほしいと思います」
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「経済が(アベノミクスで)安定してきたから憲法改正を支持する(世論の)率が少し下がったというのは、ま、数字から見ると見えてきますけれども、私がさっきから皆さんに議論してほしいのは、なぜそうなるのってことなんですね。で、日本人が戦後、やっぱり国というものの役割とかね、国と国民の関係とかっていうことについて、国家というものを考えなくなった。国家意識というものが全くなくなってしまったために、やっぱり憲法っていうのはもうこのままで、経済生活うまく行けばいいんじゃないかと。で、中国の公船がですね、尖閣諸島にやって来て、尖閣の上には戦闘機が40機も飛んで、そしてこの前、潜水艦がわが国の接続海域を通って行って、そしてもう非常に向こうは、いつ何時でも手を出せますよというような状況が、生まれてきた時に初めてやはり何かしなければいけないなって、ま、ざこばさんたちも感じ始めたわけですよね。これが、経済的な豊かさによってね、またこう1枚こう、膜を被せられてしまった。こんな日本人は何ですかっていうことを、私たちは問わなきゃいけない。政治家も何ですかっていうことを問わなきゃいけないんですね。もう一つはね、憲法についての、その政治家の側からの、特に自民党、憲法改正したいわけですから、説明がものすごく不足してますね。憲法改正しないことによって、いま国民がどんな実害を受けているか。これからもどんなひどい害を受けるであろうかということを、たぶん、全然説明していない。そこのところを条文に踏み込んで、具体的にこうですよと。なぜ私たちは外国の資本がね、日本の森林資源とか水資源とか島を、買うことをストップできないんですか。で、日本のその森林資源、水資源を買ったところがね、外国の中国の資本が買ったところを、好きなように使わせなきゃいけないのはなぜですか。それずーっとたどっていくと憲法に問題があるんですよね」
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