循環の中の永遠…今年は伊勢神宮の式年遷宮の年です

2013.05.13 Monday 17:23
くっくり



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 明治神宮宮司の中島精太郎さん。
 画像は2009年2月17日、クリントン米国務長官が参拝した時のものです。右の男性が中島さん。

 明治天皇は生涯に4回、伊勢に参拝しています。
 最初の参拝は即位間もない明治2年の春でした。

 「意外に思われるかもしれませんが、それが歴代天皇の初めての御親拝でした。明治維新がわが国の歴史的大転換であることのご自覚を、いかに深くお持ちだったかが分かります」

 明治2年は、第55回式年遷宮が執り行われた年でもあります。

 いま日本経済が長く苦境から立ち直ろうとしてる時、再び式年遷宮を迎えることについて、中島さんはこう言います。

 「それを偶然というのは簡単です。でもそうではなくて、そこに神慮があると考えるのが、日本的な謙虚な態度というものではないでしょうか」

 明治天皇は変革の時代にあって、「近代化を推進するとともに、伝統を重んじなくてはならない」と繰り返したそうです。

 これは、古来の姿を守りながら常に自らを新しくしていく式年遷宮の本質と通底しますが、もちろん式年遷宮に際しては、「たとえ建築法が進歩しても、将来にわたって御造営の古法を重んじるべきである」と述べ、伝統を守ることに努めたということです。

 中島さんは、そんな明治天皇の御心を今の時代に伝えていくことをご自身のつとめだと考えています。

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 産経新聞からの引用は以上です。
 (全文は産経WEBを。但し現時点ではシリーズ途中までのUP)

 皆様、どのような感想を持たれましたか?

 いくつものキーワードが出てきましたね。
 「伝統」「文化」はもちろんのこと、「伝承」「永遠」「連続性」「再生」「甦り」「循環」……。

 世代を繋げながら、永遠に繰り返していく。 
 そのために、出来上がったものをあえて解体して造り直す。

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