循環の中の永遠…今年は伊勢神宮の式年遷宮の年です

2013.05.13 Monday 17:23
くっくり



 「御遷宮には奇跡がつきものと教えられていたのですが、まぎれもない事実なのだと実感しました」

 冒頭で紹介した、5月10日の出雲大社の本殿遷座祭と全く同じ神がかり的な現象が起きていたのですね!(^▽^)

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 生田神社は平成7年の阪神大震災で拝殿が倒壊するなど大きな被害を受けました。
 拝殿の無残なこの姿を、覚えておいでの方も多いでしょう。

 「遷宮によって日本の国は若返り、はつらつとした生命をよみがえらせる。国民のすべてが、そういった思いを持つことが大事なのだと思います。この伝統行事が続く限り、日本は安泰だと信じています」

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 最初に述べたとおり、今回の式年遷宮への向けた取り組みは、8年前から始まっていました。

 神殿造営のための御用材を伐採する山の神をまつる「山口祭」などに続き、長野県上松町の国有林で平成17年6月、御用材となるヒノキ2本を伐(き)り出す「御杣始祭(みそまはじめさい)」が行われました。

 御杣始祭では、古式にのっとり大切な木を伐り倒すことを、「寝かす」という言葉で表現します。
 そしてその役割を担う人を、「杣夫(そまふ)」と呼びます。

 今回、その役目を担った杣夫の一人が橋本光男さん。
 本職は林野庁木曽森林管理署の職員だそうです。

 もともと遷宮の御用材は伊勢神宮付近の山から伐り出されていましたが、次第に入手が困難になり、江戸時代から木曽のヒノキが使われるようになりました。
 樹齢300年から350年の大木が対象となります。

 失敗は許されないため、橋本さんは緊張の連続だったそうです。

 伐り出された2本の木は、ご神体を入れる器「御樋代(みひしろ)」を作るための御用材として使われます。

 チェーンソーの登場で、大木を思った方向へと斧で切り倒す技術は現在、風前の灯だとのこと。

 「今は講習会を定期的に開き、若い人材の育成に力を入れています。斧を使う技は実際に経験しないと分からない。技術を代々伝えていかなければ」

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