循環の中の永遠…今年は伊勢神宮の式年遷宮の年です
2013.05.13 Monday 17:23
くっくり
これまでに海外106都市で、仲間とともにボランティアで着物ショーなどを開催してきた服飾評論家の市田ひろみさん。
「源氏物語」の世界を解説し、「束帯や十二単(ひとえ)は今も天皇家の礼装として使われています。千年以上続くロイヤルコスチュームがあるのは日本だけです」と語ると、観客に日本文化への深い尊敬の念が生まれてくるのを実感するのだそうです。
「いい時代ばかりではなかったはず。戦乱や自然災害もあった。20年に1回のペースを守り続けてこられたパワー、そしてその連続性こそ日本民族独特のものであり、日本文化の神髄です」
式年遷宮は民族が一つにならないとできない事業だと改めて強調する市田さん。
「日本人の中に、自分たちが過去においても未来においても皇室を中心にした共同体であり、神とともに再生を繰り返すという思いがあるのではないでしょうか」
そのためにも次代へのバトンタッチが重要です。
「子供たちにきちんと教えていけば、日本の高い文化性に必ず誇りをもってくれるはず」
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神戸の中心地、三宮に鎮座する生田神社。
約1800年の歴史を持つこの神社で、昭和61年の就任以来、鎮守の森と神社を守り、伝えてきたのが、生田神社宮司で神社本庁長老の加藤隆久さんです。
式年遷宮の奉拝(ほうはい)は今回で3回目だそうです。
「40年前に初めて臨時出仕として松明(たいまつ)所役を奉仕したときの感動は、今でもはっきりと覚えています」
「遷御(せんぎょ)の儀は暗闇の中で行われます。杉木立の間に星がきらめいて本当に美しかった。普段、文明の恩恵であまりに明るい夜を過ごしているので、自然の夜の美しさに気付くことができなかったのだと実感しました。遷宮の夜のおかげで浄闇(じょうあん)の美というものを認識することができました」
加藤さんは不思議な体験もしたそうです。
降り続いていた雨は遷宮の儀式が始まるとぴったりとやみ、無事終了が告げられると同時に再び降りだしたのだそうです。
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