「アンカー」中国と同じになるかもしれないベトナム&動き始めた衆参W選
2013.05.09 Thursday 03:38
くっくり
山本浩之
「どういうことですか」
青山繁晴
「で、僕はびっくりして、それどういう意味ですかと聞いたら、これあんまり写ってないけどバイクが無茶苦茶走ってるので有名ですよ、ここね、そのバイクが始終止められてるんですが、止められると警官からですね、要するにあの、財布の中身見せろと言われると」
一同
「えー」
青山繁晴
「で、だいたい相場は罰金の半分ぐらいの賄賂」
山本浩之
「えっ」
村西利恵
「賄賂?」
山本浩之
「10万持ってたら5万? 2万持ってる人から1万?」
青山繁晴
「そう、いやいやそうじゃないんですよ。罰金、いちおう罰金はルールあるんですよ」
山本浩之
「ああ、罰金は決まってる」
青山繁晴
「で、財布の中身見て、その罰金の半分以上のお金があったら、ごそっと持って行く。それがなかったら、その、実際連れて行かれたりすると」
山本浩之
「えーー」
青山繁晴
「はい。これはもちろん、その、ベトナムの政府側にもたくさん言い分あると思いますけれど、しかし僕は北に行った時にこういう現実があって改革したいって話、正直聞いたことがなくて、これは中国ではむしろ中国共産党が、腐敗が困るって言ってるから、日本でもよく報道されるけど、この(南ベトナムの)実態って全然、日本で報道、されてないんですよね」
山本浩之
「知らないですね」
青山繁晴
「で、従ってですね、これは、このままやっていってもね、日本が経済協力しても、要はその、中国と同じことになっちゃうわけですよ。というのは今はその日本の経済協力っていうのは要するに、工場を造りましょうっていうだけでしょ。それって今ベトナムの、一般的な賃金が、中国の今のところ半分ぐらいだからですよね。しかしやがてベトナムも賃金上がっていきますよね。賃金上がっていくと、もう日本は、いわばそこでベトナムを見捨てなきゃいけなくなりますね。逆に日本側からすると、工場進出させた中小企業とか、設備投資が回収できなくてお金回収できなくて困っちゃいますよね。で、何が起きるかというと今の中国の大問題っていうのは、そういうことだけやってたから、民間の産業資本が育ってないので、世界の下請けできなくなったあとがやれないから、尖閣諸島なんかに無理に出てきて、目をそらそうとしてるわけですよ。だからこのまま行くとベトナムは、中国と同じことになっちゃう。その、中国の、今までの生き方は間違ってるって言ってるベトナムなのに、同じことの方に日本が導いてしまう。そして時間はないけどですね、ちょっと皆さんにお話ししたいのはね、昨日、近畿大学の授業を、やったんですよ。昨日の朝戻ってきまして、成田に戻ってそのまま羽田経由で、近畿大学にまっすぐ行って授業をやって、実は学生諸君の顔見たら、あの、涙吹きこぼれた。すみません。それどうしてかというとね、あの、ベトナムでは泣かないですよ。同情は絶対しちゃいけないから。しかしベトナムの労働者の無残な有様ね、働いても働いても夢がない。給料はたくさん賄賂に取られていく。その、現実の南ベトナムの顔を見て、日本の若い大学生の顔見るとね、その、何で日本だけがこんなに恵まれてて、そしてきれい事で済ませた経済協力だけして、あのベトナムの若者の困窮を、ベトナムにも意見をして、正々堂々として変えようとしないのかと。これはですね、日本は恵まれてる国だと、いう感想が学生からも出たけど、そんな考え僕は違うと思いますよ。それだとね、はっきり言うと上から目線でね、日本はね、ま、良かったね、日本はこれで良かったね、日本が良ければいいですねって話ですよ。違いますよ、それをちゃんとベトナムにも提言しなきゃいけないと思うんですよ」
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