「主権回復の日」政府式典の意義を考えてみた

2013.04.27 Saturday 03:23
くっくり



 もちろん式典開催に当たっては、沖縄など復帰が遅れた地方への配慮も盛り込まれています。
 同じく3月12日の官房長官記者会見より。

 「本日閣議において、総理から、この式典に当たっては、奄美、小笠原、沖縄が、戦後の一定期間、我が国の施政権の外に置かれたという苦難の歴史を忘れてはならない、苦難を耐え抜かれた先人の心情に思いをいたし、沖縄の方々の抱える基地負担の軽減に取り組むとともに、奄美、小笠原、沖縄を含めた我が国の未来を切り拓いていく決意を新たにすることが重要であるとの発言がありました」

 沖縄のこれまでの苦難の歴史に思いを馳せた時、私も一部沖縄県民の方々の心情はある程度理解はできますが、「主権回復の日」式典の開催には基本的に賛成の立場です。


 話は少々ずれますが、ひとつ興味深い話を紹介させて下さい。

 青山繁晴さんが2012年5月16日放送の関西テレビ『アンカー』でされていた話です。

 青山さんは、かつてアメリカ国防総省の高官から、このようなことを言われたそうです。

 「日本のゴールデンウィークは変だ。国際社会の常識から見たら、あるいは国際法の精神からしたら、ものすごく祝うべき日なのに、なぜ4月28日(サンフランシスコ講和条約発効の日)と5月15日(沖縄祖国復帰の日)が祝日になってないの?」

 突き詰めれば、「日本という国は、主権を回復してから60年になるのに、未だに占領下のつもりなのかという疑問が、実は国際社会にある」のだと。

image[130426-05anchor.jpg]

 私は何も、アメリカ人がそう言ってるから4月28日を祝うべきだと言ってるのではありません。
 日本の中にいては分からないけど、外からはそう見えてるんだという話です。

 そして、青山さんは沖縄に関してはこう言われました。

 「沖縄は実は5月15日も祝えない。その理由は、在日米軍基地のおよそ74%が沖縄県に集中していることである」
 (※74%というのは在日米軍専用施設の面積の割合で、在日米軍施設・区域では約23%。このことは青山さんからも説明あり)

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