京都府が留学生に永住権付与!? 「大学ユートピア特区」を国に申請へ
2013.04.13 Saturday 02:30
くっくり
「きょうと留学生オリエンテーションセンター」に関しては、「整備運営等に係る事業者の募集について」など他に表示されるページもありますし、計画が進行していること自体はもちろん間違いありません。
そして、肝心の「大学ユートピア特区」の方はいうと、こちらは今のところ京都府HPには一切の情報がありません。
「平成25年度当初予算案 主要事項説明資料 政策企画部」(PDF)などに名称がざっくり出てくるぐらいです。
そんな中、私が今とても疑問に思っているのは、法律との兼ね合いです。
入管法第22条にはこのような定めがあります。
「在留資格を変更しようとする外国人で永住者の在留資格への変更を希望するものは、法務省令で定める手続により、法務大臣に対し永住許可を申請しなければならない」
現行法では、法務大臣の許可なく永住権を得ることはできないことになっているのです。
上の産経の報道も、「府内の大学や大学院の卒業・修了を条件に、日本国内の永住権を付与することには、法改正などが必要になる可能性がある」と指摘してますよね。
また、法務省入国管理局の「大きな改革ならば現行法では対応できない」というコメントも掲載されています。
つまり、京都府が特区に盛り込もうとしている「京都の大学を卒業した留学生に対し、永住権が申請できる資格を付与する」というのは、現在の法律と照らし合わせると、かなりの無理筋であることが分かります。
これについて、府の担当者は「特区に興味を持ってもらえる大学などと共同で研究を進めたい」と話していると、やはり産経の記事にあります。
京都府は、自分たちの都合で日本の法律を改正(改悪)させるつもりなのでしょうか?
だとしたら、たまったものではありません。
こういった問題点も含め、京都府のHPには情報が全く載せられていないのです。
「きょうと留学生オリエンテーションセンター」と同様に、京都府民に事前にきちんと計画を説明することなく、強行に進める気でいるのでしょうか?
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