「アンカー」北朝鮮の挑発の真意&尖閣狙う中国海警局に自衛隊は覚悟のシミュレーション
2013.04.04 Thursday 04:12
くっくり
青山繁晴
「はい。この朴奉珠さんっていうのは、えー、ふつう改革派って日本の新聞書いてんですよ。で、それは、実は、その、単なる改革派って言われても分かんないでしょ。そうじゃなくてお隣の中国で、改革開放経済をやって、社会主義、あるいは共産党の独裁政権でも経済があんなに潤ったんだから、その真似っこをしたいっていう人を、北朝鮮では改革派って言ってるわけですよ。で、前の、金正日総書記もそれをやろうとしたんですが、それって、世襲の独裁と両立しないんですよ。中国共産党は独裁ですけれども、あの毛沢東のような独裁者でも、息子に権力を渡したりしてないんですよね。だから金一族の独裁は、終わってしまうから、その、金正日総書記の時代に、この人は失脚したんですよ。失脚したけど、実際の北朝鮮の飢えとか、経済のひどい状態を何とかするにはこれしかないんじゃないか、中国の真似しかないんじゃないかっていうのが、北朝鮮の内部にあったから、殺されないで残ってた。その人をですね、6年ぶりに、首相に、いわば抜擢したわけですよね、いったん失脚した人を。で、これを日本の報道はどう言ってるかというと、それは北朝鮮の国内対策だと。北朝鮮の人民をなだめるためだと。経済少し良くなるかもしれない。これ違います。申し訳ないけど、日本のメディアは本当にもっとちゃんと取材してほしいと思うんですが、これは、北朝鮮の普通の人民にとっては、この人が改革開放経済をやろうとしてたとか、ね、あるいは、この人自体の存在もよく分かりません」
山本浩之
「そうでしょうねえ」
青山繁晴
「したがって、これは北朝鮮の国内向けの話じゃないんですよ。北朝鮮の国内向けに、金正恩第一書記がやってんのは、やってんのは、あの挑発の話なんですよ。つまり飢えてる人たちに対して、いや、戦争になるんだから、やがて戦争に勝って良くなるからって言って、それが国内対策なんですよ。いうことはこれは、目的が違うんです。この目的は、何かというと、これです」
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村西利恵
「中国への媚び」
青山繁晴
「はい。中国、習近平さんの体制になってから、非常に北朝鮮に不快感を強めていて、中朝関係は悪くなってます。その時に、中国の経済の真似をしたいっていう首相を選ぶ。実は中国は、胡錦濤国家主席の時代から、あの、金正日総書記に対して、改革開放をやりなさいよと。ね。そうしないと、北朝鮮が潰れちゃって、困るのは中国なんだと。ここまで(喉元示して)、アメリカの勢力が来ちゃうから、早く改革開放経済やれと言ってた。ね。だから、中国に、そんなに冷たくしないで怒らないで、これ(朴奉珠)を首相に戻しましたからって、ちゃんと生かしておいたじゃないかと、こういう話なんですよね」
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