「アンカー」アベノミクスと日本版NSCに立ちはだかる壁
2013.03.07 Thursday 03:01
くっくり
山本浩之
「どういう意味なんですか」
青山繁晴
「で、それは、あの、僕にとってはちょっと意外な話で、どうせ創るんだったらしっかりした大きな、それはある程度の規模のある組織じゃ駄目よってことを言うのかなと思ったんですよ。そうじゃなくて、絶対に大きくしちゃ駄目と。なぜかというと、アメリカ合衆国のNSCは、それは彼女はプライドを持って言いました、ね、僕から見たら間違った政策たくさんあるって言いましたけれども、いや、あなたの評価はそうでも、とにかく機能はしてるんだと。戦争が終わった直後から創って、CIAと一緒にNSCを創って、ずっと、それはもちろん間違いもあるけれども、国家の政策をスピーディに決めてきた実績はあるのよと。ね。で、それがどうしてできたかというと、アメリカのNSCってのは、ものすごくちっちゃいんですと。で、私のいる部屋なんて、もう本当に、身体がちゃんと入るのかっていうぐらいって、ちょっと大げさな表現だと思ったけど、ほんとにちっちゃいのよって言われたから、いや僕は、ワシントンのNSCに行った時には、いや、けっこう広い部屋にみんないるじゃないかと言ったら、あなたが会ったのは全部大幹部じゃないと。もう知ってるわけですよ。で、自分たちみたいに実務者は、すごくちっちゃい部屋にいて、あえてそうしてるんだと。ちっちゃい部屋で少人数で実務をやってるってのが肝心なのよって。アメリカのNSCの組織はこうなってると。はい」
村西利恵
「構造は、こうなっているということなんですが」
image[130306-06ameNSC.jpg]
青山繁晴
「で、これ、えー、これ、これまあ一般的な、図表なんですけどね。そのNSCっていうのは、国家安全保障会議ですから、こうやって会議やるわけですよ。で、そこに、その、大統領以下の閣僚たち、副大統領含めたその、閣僚たちが、出るんですけど、なるべく人数絞ってるっていうのが日本の有識者も含めて、あるいは日本の官僚も、ひょっとしたら安倍総理ご自身も持ってるイメージなんですよね。僕もどっちかっていうとそういうイメージを持ってたわけです。ところが彼女の言ってる、大きくするなってこの話じゃないんですよ。で、もう一回言いますが日本でもこれをちっちゃくしようっていう話があって、関係閣僚会議とか言ったらもうたくさん大臣がいっぱい出てくるじゃないですか。で、関係閣僚会議それぞれの問題別にやってると言いながら、入って来た人見たらいつも同じ人なんですよ。つまり、どこの省庁も自分はオフリミット、除外されたくないから、大臣を送り出すんで、結局、それワーッと大臣がたくさん来ちゃうから、絞ったと言いながら、いつも似たような顔の大臣がみんな来てるようになるわけです。それを絞ろうって話かと思ったら、彼女は、いや、違う、違うと、そんなのはっきり言ってどうでもいいのよ、そんなのどうでもよくて、ここですと(NSC事務局)。ここ。ここをもうとにかくその謙虚なちっちゃい、少人数に絞った組織にしなきゃいけませんと。で、230人、全体に230人って多いように思いますが、その、アメリカの省庁の大きさって桁外れですから。例えば国防総省って、こういうのって情報あんまり明らかにされてないけど、国防総省がわずかに明らかにしてる情報でも、海外だけで45万人展開してるって、平気で書いてあるわけですよホームページにね(一同驚)。45万人ですよ、海外だけで。で、それから比べると、これいないような組織で、そしてさっきのスーさんに、あなたがいた時、そのアジア担当だったけど、そのアジア担当セクションは何人だったの?って。うん、4人と。ね」
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