「アンカー」アベノミクスと日本版NSCに立ちはだかる壁

2013.03.07 Thursday 03:01
くっくり



青山繁晴
「はい。これあの、安倍総理ご自身が、ずっとこの3本の矢っていうことを強調されてますよね。そしてどっちかと言えば、いままで私たち国民に触れる報道ぶりっていうのはこの1番と2番の話が、ま、中心だったじゃないですか。ほとんどって言ってもいいかもしれませんね。で、1番目の大胆な金融緩和っていうのは、何やら言葉難しいけど、要するに、お金をジャブジャブ出すのを日銀が嫌がってるんで、日銀に無理をさせてでも、つまり白川総裁を実質クビを切ってでも、この、大胆に、お金をどんどん出すってことをやらせようと、いう話ですよね。で、しかしまずこの1番目、実は今回のアメリカ、NSC以外に経済の話も、当然、雑談でいっぱい出ました。雑談っていうか議論でいっぱい出ましたね。それから、『アンカー』で申しました、年末年始にかけて行ったヨーロッパ3カ国でも、アベノミクスの、特にヨーロッパはアベノミクスの話をしに行ったんですが、これ(大胆な金融緩和)無関心なんですよ。それどうしてかというと、これ、中央銀行、日本だと日銀ですけど、中央銀行と政府が新しく連携しなきゃいけないってのは世界の常識になってるんです。なぜかというと、従来の資本主義はもう壊れてるんです。日本は2001年3月にデフレ宣言をしました。世界に先駆けて。これすごいことですが。デフレっていうのは、お金の値打ちがだんだん重くなることですよね。インフレってのはお金の値打ちが下がっていくことですね。だからかつて僕たちが住宅ローンを例えば3000万借りると、返済するしないと関係なく、ローン自体が必ず軽くなっていったんですね。インフレですから。ところがいまは住宅ローン借りると返済しても返済しても、お金の値打ちがだんだん重くなるんだから、ローンは重くなっていくんですね。それはいままでの資本主義がもう成り立たないってことを言ってるわけですから、言ってるんじゃなくてそういう現実があるわけですから、いままでの、単に独立性を言うだけじゃなくて、独立も大事だけど、中央銀行は独立しつつも、中央銀行と連携しなきゃいけないので、こんな1番(大胆な金融緩和)言うまでもないんですよ(一同同意)。ようやく始めるのかってことで。で、2番目の機動的な財政出動ってこれ、これって、これも例によって官僚的な言い方だけど、安倍さんもっと言い方変えるべきだと思いますけど、要は、国のお金を使うってことですね。私たちの税金か国の借金、国債を使うってことですね。それ当たり前じゃないですか。だってどうしてかというと1番で、住宅ローン言いましたが、2番で言うと、企業もお金借りないと、本来、その、例えば設備投資できないでしょ。その借りたお金が、頑張って企業の業績上げても、借金は重くなっていくわけですからデフレだと。だから最初は民間動くはずがないんで、国が動かざるを得ないっていうのは当たり前なんで、1番2番当たり前なんですよ。従って世界が、さっき言いました日本経済が甦ることに関心持ってるけど、1番2番に関心持ってる人なんて実はいないんですよ、会いに行くと。そうじゃなくて全部3番(民間投資を刺激する成長戦略)で、日本みたいに成熟しきった経済に、新しい成長ってのはほんとにあるのかと」

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