沖縄は支那の属国か?いわゆる朝貢体制の本質(付:レーダー照射問題)

2013.02.09 Saturday 03:48
くっくり




 ……前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

image[130209-02youkaiei.JPG]

 2012年8月20日付の産経新聞夕刊に掲載されたコラムをご紹介。
 ネットには上がっていないようですが、貴重な話だと思うのでテキスト打ちしました。


 全文起こしここから____________________________

【沖縄は中国の属国か】
いわゆる朝貢体制の本質

<楊海英(よう・かいえい)>
静岡大学教授。1964年、中国・内モンゴル自治区生まれ。日本名は大野旭(あきら)。国立総合研究大学院大学博士課程修了。歴史人類学専攻。『墓標なき草原』(上・下 岩波書店)で第14回司馬遼太郎賞受賞。著書に『モンゴルとイスラーム的中国』(風響社)など。

 「沖縄は中国の属国だった」。中国軍の高官が最近このように話して尖閣諸島の領有権を主張している。ネット上には、かつて中華民国台湾の蒋介石総統が沖縄を占領するチャンスがありながら放棄したのは「売国的行為」だと批判する声もある。

 「沖縄を解放して中華の懐に迎え入れるべきだ」との極端な民族主義的言説もまた中国人を鼓舞している。果たして、「沖縄は中国の属国だった」のだろうか。

 沖縄や朝鮮、それにベトナムなどは確かに、かつて使者に特産品を持たせて中国に派遣していた。しかし、使節団の目的はさまざまだった。政情不安定な大陸は一定の期間ごとに王朝が交代するので、新しい王朝の政策や社会の実態を探さなければならなかったのである。

 モンゴルや中央アジア、それにチベットなどの諸国はまた中国との貿易関係を強めるために、実利を求めてやってくる。貢物を献上するよりも中華からの物質的な利益を獲得しようとする狙いが明白だったため、歴代の中国政府もそれに気付き、「朝貢の人数」を厳しく制限していたほどである。

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