02首相の靖国参拝反対派への反論(中)【暫定版】
2006.08.26 Saturday 04:19
くっくり
『A級戦犯』の象徴的存在である東条英機にしたって、1928年といえばまだ大佐になったばかりでした。つまり起訴状の期間、ヒトラーのように継続して支配的地位にいた『A級戦犯』は一人もいなかったのです。それどころか、28人の中には政敵同士だった者もいれば、東京裁判で初めて顔を合わせたという者もいました。
・余談になりますが、未だに「日本はドイツと違って戦時賠償をきちんとしていない。ドイツを見習え」といった主張をする人がいますが、基本的知識が欠けていると言わざるをえません(あるいは知っていてわざとミスリードしているのかもしれません。姜尚中氏など見ているとそう思えて仕方ありません)。
日本は北朝鮮以外のすべての関係国と講和条約、平和条約を結び、正式に「国家賠償」が完了しています。一方、ドイツは旧交戦国とはまだ講和条約すら結んでいません。ドイツが行ってきた戦後賠償とは「個人補償」であり、日本のような「国家賠償」はしていません。
ドイツが支払ってきたのは、いわゆる戦争犯罪に対してではなく、ナチスの不法行為と被害にだけです。ユダヤ人虐殺以外の戦時賠償はまだ完了していません。しかもユダヤ人虐殺は、「理想的人種社会を作る」というナチスの理念から行われた政策であり、戦争とは直接関係のない国家犯罪です。「個人補償」が「国家賠償」よりも道徳的に優位に立つなどということは、あり得ない所以です。
※参考リンク
・国際派日本人養成講座>戦後補償の日独比較
・Toron Talkerさん>WW2について>ドイツを見習え論>ドイツの「個人補償」と日本の「国家賠償」
<5>『A級戦犯』を分祀すべき?
<5>-(1) まず踏まえておくべきこと
・『A級戦犯』は『BC級戦犯』より罪が重いと勘違いしている人がいますが、そうではありません。これは裁く側が決めた種別であり、単なる分類です。ランクではありません。【8/27 18:05追記】
・神道において「分祀」(もともとこういう言葉は日本語に存在しません)というのは、霊を増殖させることになります(「分霊」にあたる)。ロウソクの炎を新しいロウソクに分けていくのと同じです。もし『A級戦犯』を分祀したら、靖国神社と、新たに祀る部所の両方に、『A級戦犯』の霊が居ることになります。一旦「合祀」したら、特定個人の霊を取り分けることはできません。
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