「アンカー」アルジェリア人質事件から見えた日本の課題&報道されない安倍総理の安全保障ダイヤモンド
2013.01.24 Thursday 05:06
くっくり
青山繁晴
「おお、じゃあ、おお、自衛隊法改正するんだから、いいじゃないかと、思われる方もまたいらっしゃると思いますが、ところがその自衛隊法の改正、これ時間かかる上に、その改正って何なのかというと、こうです」
image[130123-11rikuro.jpg]
村西利恵
「陸路を加える」
青山繁晴
「これ、いま、公明党と擦り合わせしなきゃいけないとか、官房長官が時間かかるとかいろいろ、おっしゃってるけど、何のことはない、陸路を加えるだけであって、皆さんこれ普通に、日本国民の、海外での活動や旅行を考えると、こんな話を今さらしてるのかと、いうことで、驚かれる人多いと思うんですよ。で、これは実は自衛隊法だけを改正して、つまり、こうポコッと陸路を、陸路も付け加えましょうと、1個付け加えたらすむ問題じゃない。根っこの問題は実はこれなんです」
image[130123-12list.jpg]
村西利恵
「日本の自衛隊と世界の軍隊の違い。それは、世界の軍隊はネガティブリスト。日本の自衛隊はポジティブリスト」
青山繁晴
「はい。これ『アンカー』で一度お話ししたことあると思うんですが、国連加盟国193カ国あります。日本以外の、主権国家、国連加盟国は特に、もうどこも、必ず軍隊というものは、ネガティブリストを持ってる。ネガティブリストっていうのは、これだけはしちゃいけない、それ以外だったら地球のどこでも、24時間365日、その国民を守るためだったら、兵士も士官も、全部、やらなきゃいけない。これ以外はってつまりたとえば、敵であっても捕虜になった人には、殺しちゃいけないのはもちろんのこと、傷つけてもいけない、人間性を侮辱してもいけないと、いうのが、国際法で定められてます。それ以外のことは全部やりなさいですから、海外にその国民が出ようとも、必ず、たとえば、あの、軍事的なテロがあったらそこにその国の軍隊が行って、あるいは、救出したり、あるいはテロリストとともに戦ったりするわけですけれども、日本の自衛隊だけが、いわば世界でひとりぼっちで、ポジティブリスト、これだけはやってもいいよリスト、法律に書いてあることだけはやってもいい、つまり現在は、たとえば陸路では日本国民を、守る、陸路でも守るっていうのは、ないから、できないんで、じゃあ付け加えるになるわけです。これ、こうやって、あの、テロがどんどん、たとえばインサイダー、内通者も含めて進化していくとですね、悪の進化を遂げていくと、法律をだんだん増やしていって、増やしていって、だんだん法律が、あの、重なっていって、そして危機に瀕した時に自衛官は、えっとこれは、リストにあったんだっけ、載ってるんだっけ…、皆さん、このマンガのような話が、もう現実に起きているんですよ? たとえばイラクに行った自衛官はそうだったでしょ。自衛隊法や防衛省設置法、それにイラク特措法って、特別措置法があったから、勉強して行って、リストに載ってるかどうか。ね。そしてロケット弾を撃ち込まれて反撃もできなかったですが、それはリストに載ってなかったから、ってことになるわけです。そうするとですね、私たちの課題というのは、本当はまずこれですよね」
[7] << [9] >>
-
trackbacks (4)
<< 非嫡出子に対する(非嫡出子未記載の)住民票交付問題について
島根県主催「竹島の日」式典への参加を安倍総理はじめ閣僚に求めます >>
[0] [top]