「アンカー」安倍外交スタートから課題山積…特使への非礼、慰安婦問題、北方領土
2013.01.10 Thursday 02:39
くっくり
村西利恵
「ああー」
青山繁晴
「こんな非礼の中、行くことはないと、言われたんで、僕のほうから反論したのは、それは日本が敗戦国という立場をずっと取らされていて、国連憲章の中にも日本は、敗戦国、だから、その、たとえば襲われても、つまり戦争仕掛けられてもしょうがないって意味の、敵国条項っていうんですが、それまであるじゃないかと。それを変えないから、こういうことも起きるんだと、韓国だけの問題じゃないと僕は反論したんですけど、それは場所がジュネーブですから。それでも、実はこれは本当は、韓国にとって、手痛いミスなんですよね。韓国外交にとって、その、韓国っていうのは国際常識が通用しない国だということで」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「日本の方々、これ屈辱を感じてる人は多いと思いますけれども、本当は損をしてるのは、韓国の側です。ただし、日本が得してるわけでもない。この、ま、特使がそのまま、朴槿恵次期大統領と会談、せざるを得なかったことも含めてですね。で、そしてその上でですね、実はこのことは、安倍外交が、本当はスタートからどんな、厳しい困難に直面してるかってことを、実は物語ってもいるんですね。で、それをまず、今日は考えていきたいんですけれども、それを考えるために大事なテーマは、これです」
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村西利恵
「安倍総理の就任後初めての外遊先としてアメリカ訪問が検討されていましたが、1月の訪米を断念し、2月以降で調整することになりました。代わりにと言っては何ですが来週ベトナム、タイ、インドネシアと、東南アジア訪問が検討されています」
青山繁晴
「はい。はっきり申せばですね、えー、これまずはその、首脳外交が始まるわけで、つまり、外務大臣とかその他と手分けしていく話じゃなくて、安倍さんがまずどこに行くかって話ですから、日韓はだから特使、なわけですよね。従って日韓外交よりも、当然、日米同盟がある。そして、民主党政権下で明らかに弱体化した日米同盟を立て直すために、日米首脳会談ってのは、もう一番大事なテーマであることは、これは立場の違いを超えて、間違いがないです。で、それ、安倍さんご自身が、1月に訪米するっておっしゃってましたね(一同同意)。えー、総選挙が終わって、安倍自民党総裁が総理に正式就任する前にこの『アンカー』で、生放送に出ていただいたのは皆さんのご記憶に新しいと思いますが、その生放送の中でも1月の訪米ってことははっきりおっしゃってました。それが、2月以降に、ま、延期されたわけですね。で、その公式な説明としては、このオバマ大統領も再選直後、で、これから大統領の就任式があって、そして1月中におそらく、一般教書演説っていう、今後の方針を全部話すのも、1月中にやりたいって言ってますから、お忙しいんだと、いうことになってるわけですね。じゃあしょうがないっていうので来週その、総理自ら、東南アジアを回ると、外務大臣だけじゃなくて、こういう所を回ると。で、この回る、こと自体は、これは僕も賛成なんですよ。というのは特にベトナム、インドネシア、特にベトナムは、中国とずっと長年対峙してきた国であって、『アンカー』でお話したとおり、今も戦争の危機があります。それぐらい中国と、ま、対峙、真っ正面から向かい合ってきた国であって、安倍外交の中心は、今後、中国をどうするかってことですから、その、アメリカの代わりにこれ(東南アジア)を選ぶっていうのはいいんですけれども、しかし、問題なのはですね、この、アメリカが、1月、要は来てくれるなと言ってるんですが、日米の間で水面下の交渉はもう始まってます、その水面下の交渉でどんな話が出てるかというと、実はこれなんです」
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