竹島の日政府式典見送り?で保守が動揺…優先順位を現実的に考えてみた

2012.12.22 Saturday 03:24
くっくり


 拉致被害者全ての奪還にも、憲法改正が必要でしょう(金一族体制が崩壊でもすれば別ですが)。

 安倍さんの最終目標は、憲法改正も含めた「戦後レジーム」からの脱却です。
 それを実現するためには、安倍さんは是が非でも長期安定政権を作らなければいけません。

 自民党の公約で最優先に掲げられているのは、復興と景気対策です。
 まずはここで実績を上げて、国民の信頼を得て、来年の参院選で勝利することです。
 最終的に勝利を得るためには、局地戦では我慢も必要になってくるのではないかと思います。

 すでに盟友の麻生太郎さんからは、安倍さんに対して「参院選が終わるまでは、外交・防衛・憲法に一切触るな。経済一本で行け」とアドバイスがなされたという報道もありました。


 李明博大統領の竹島不法上陸、天皇陛下侮辱発言、これらはもちろん日本国民として本当に許せないことです。
 いま思い出してもはらわたが煮えくりかえります(-.-#)

 ただ、タイミングの問題で言うと、来年2月25日に韓国では大統領就任式があり、その直前の22日に「竹島の日」政府主催式典を行えば、日韓関係が悪化するのは確実です。

 それを承知の上で、仮に自民党が政府主催式典を開催したとして、安倍さんが「領土問題は絶対譲ってはいけないんだ」という原則を国民に説明しても、私たち保守からの理解は得られても、平和ボケに長期間侵され続けてきた国民(数としてはこちらの方が圧倒的に多い)の理解を得るのは難しいでしょう。

 また、マスコミも「安倍政権になってますます日韓関係が悪くなったじゃないか」と、ここぞとばかりに安倍さんを叩くのは火を見るより明らかです。

 それに見過ごされがちですが、今の自民党だって決して一枚岩ではありません。
 安倍さんを快く思っていない人たちも少なからずいます。

   マスコミが叩く→支持率低下→参院選で自民敗北
   →安倍さんが求心力を失う→辞任に追い込まれる

 という、前回の轍を踏んではならないのです。


 政府主催式典見送りに関しては、別の意味での批判も起こっています。
 公約(正確には政策集)に書かれてあるんだから、それを見送るのは公約違反だというものです。
 (但し「2013年」に政府主催式典を開催するとは明記していません)

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