竹島の日政府式典見送り?で保守が動揺…優先順位を現実的に考えてみた
2012.12.22 Saturday 03:24
くっくり
結論から言うと、私は、今の国内情勢、また日本を取り巻く国際情勢を客観的に見れば、来年すぐにこれを実現できなくても致し方ないと思います。
(ここだけ読んで「私はくっくりさんの意見に反対です」と書き込むのではなく、最後までいちおう読んでみて下さいね(^^ゞ)
来年の参院選で衆参ねじれを解消し、長期政権を目指そうと安倍さんが考えている(当然考えているでしょう)のであればなおさらです。
現時点で、内政で最優先に取り組むべきなのは何と言っても景気対策・経済対策ですし、外交で最優先に取り組むべきなのは北朝鮮対策だと思います。
日本のメディアはもう忘れてしまったのか、あまり目立った報道もしていませんが、12月12日のミサイル発射について、国連安保理では未だに一致した対応策が打ち出せるメドすら立っていません。
最も北朝鮮の脅威を受けている日本がこのまま手をこまねいていれば、また北朝鮮に誤ったメッセージを出してしまうことになります。
特に北朝鮮から見て「タカ派」である安倍新政権が動かないとなれば、次の核実験をより行いやすい環境を後押ししかねません。
そういったことからも、安倍新政権がこの問題で対抗策を何も練っていないとは到底考えられません。
現に、19日の関西テレビ「アンカー」に生出演された安倍さんご自身が、「国連に任せてどうなるのか。日本独自の制裁を科すべき」と言われていました。
すでに水面下でいろいろ動かれているでしょう。
後で触れますが、安倍さんが額賀さんを韓国に特使として送る目的のひとつには、このミサイルを含めた北朝鮮問題での連携を促すということも当然あると思います。
また、今回発射されたミサイルは事実上の弾道ミサイルで、アメリカももはや「対岸の火事」ではなくなっています。日本や韓国に対し、結束を求めてきているはずです。
拉致・核・ミサイルで北朝鮮に対峙していくためには、アメリカとの協力、そして悔しいけれども韓国との協力も必要です。
石破幹事長が21日のTBS「あさズバ!」で、政府主催の竹島の日式典について「北東アジア地域の安全保障環境に良いことかという判断をしなければならない。日韓関係が悪化して喜ぶのはどこかを考える必要がある」と述べたそうですが、これももちろん北朝鮮を念頭に置いた発言でしょう。
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